日記風覚え書き

2024年1月2月、3月
(2005年1-3月4-6月7-9月10-12月、2006年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2007年1-3月4-6月7-9月10-12月、2008年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2009年1-3月4-6月7-9月10-12月、2010年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2011年1-3月4-6月7-9月10-12月、2012年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2013年1-3月4-6月7-9月10-12月、2014年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2015年1-3月4-6月7-9月10-12月、2016年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2017年1-3月4-6月7-9月10-12月、2018年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2019年1-3月4-6月7-9月10-12月、2020年1-3月4-6月7-9月10-12月
 2021年1-3月4-6月7-9月10-12月、2022年1-3月4-6月7-9月10-12月
、2023年1-3月4-6月7-9月10-12月)、


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1月22日、23日、24日、25日、26日、27日、28日、29日、30日、2月1日、4日、6日、7日、9日、10日、11日、12日、13日、14日、17日、19日、21日、23日、24日、25日、26日、27日、3月2日、3日、7日、8日、9日、10日、12日、13日、15日、16日、17日、20日、22日、23日、24日、27日、28日29日、30日は、後で補足。
●2024年3月31日 2024年3月のまとめ なんとか年度末にたどり着く

クジラの大幅に予定を狂わされたが、それも先月で一段落。やっと3月に入ったと思ったら、訃報が舞い込んだ。かといって、今さら予定の変更もできず、なんとかギリギリのスケジュールで入稿して、ギリギリ年度末には間に合った。しかし、1ヶ月間に合わなかった感は否めない。
そんな2024年3月を振り返ってみよう。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事終了。奈良県3コース(1日で調査)と京都府2コース(1日で調査)のハッカチョウセンサスも実施。
地元公園では、月初めでようやく鳥のセンサスと木の実チェックが完了。月末にカワウの集団塒調査をした。ついでにカワウの繁殖状況チェックもした。カラスの巣チェックを中旬から本格スタート。
大和川水系の調査は、垂仁天皇陵のカワウ・サギ類の繁殖地をチェックしたほか、アカガエルの卵塊調査の研修行事、下旬に河内長野市西部の調査。

ホネホネ団の活動は、2日実施。
先月処理したマッコウクジラの書類関係の状況がよく判らない。もういいのかな? 上顎歯の処理を中旬に。
大阪鳥類研究グループは、総会をハイブリッドで実施。対面の方を優先してしまったのは反省。
読書サークルの会合の2月分が3月1日に。

普及行事は、ジュニア自然史クラブ、鳥類フィールドセミナーと植物園案内動物編。そして、アカガエル卵塊調査の研修行事。あと、子どもまつりを担当した。

講演は、日本生態学会大会にリモート参加で、ポスター発表。
論文は書けず。しかし、ようやく収蔵資料目録が完成。
査読なし。

とまあいろいろあった中、今月読んだ本は、自然史系3冊と、SF2冊、マンガ9冊。
完全休養日は1日。今年に入って1日目。
今月のネコは、少し大人になったのか、一緒に寝ない日が出てきた。避妊手術の跡はほぼ生えそろった。
帯状疱疹がようやくほぼ治った。まだ赤く跡は残ってるけど。もうなんともない。
●2024年3月30日 日本鳥の巣図鑑 増補改訂

増補改訂したのに、売値はほぼ半額。なんてお値打ちなんでしょう。
●2024年3月29日 博物館実習の10年

年度末が迫ってる。というか4月1日が近づいてきた。4月1日から2024年度の博物館実習の受付が始まる。ので、年度内に今年度の博物館実習の書類を整理しておかないといけない。で、ファイルをながめると、2023年で博物館実習担当になって10年経ってた。この10年を振り返ってみよう。
●2024年3月28日 河内長野市西部のアカガエルは今

今日、探しに行った。ちょっと季節が遅過ぎた。多分そのせいで、全然見つからず。でも、20年前に見つけた場所の環境は、おおむね維持されてた。これは生き残ってるんじゃなかろうか?
●2024年3月27日 黄鉄鉱採集

今日は中高生と鉱物採集。
●2024年3月24日 こどもまつり 2日目

今日も6回興行。
●2024年3月23日 こどもまつり 1日目

初日の初回が一番緊張する。見てる方も。まだプログラム固まってなかったりするし、前日のゲネプロではグダグダだったりするし。でも、それを見事に軌道修正して、初回からプログラムとして成立させる。大学生ってどうしてこんなに本番に強いの? 追いつめられた時に力を発揮するの? 私は大学生になれそうにない。
●2024年3月22日 こどもまつり前夜

明日と明後日は、こどもまつり。大学生が企画・準備・運営する子ども向けワークショップの日。このために昨年12月から今日までに11回も会合をもって、準備してきた。
前日は、いわばゲネプロなんだけど、この段階で山のようにダメ出しがある。さあ、無事に明日を迎えられるのか?!
●2024年3月21日 ヤマゲラとアオゲラの系統関係

ヤマゲラとアオゲラの系統関係について質問を受けた。たぶん。2種の種分化について問われるということは、そういうことやね?
どういう風に種分化したかという問いへの答えは、
・一方から他方が種分化した
・直近の共通祖先から両種が種分化した
・同属なので共通祖先はあるものの、同属他種とどちらかが分岐した後、さらに分化して他方が形成された。
の3択だと思うけど、あってるのかな。

Arànega et al.(2020)Divergence between the COI-5P gene regions in the Iberian and European lineages of the Eurasian Green Woodpecker Picus viridis. Revista Catalana d’Ornitologia 36:10-20.

にぴったりの図がある。これによると、アオゲラ、ヤマゲラ、ヨーロッパアオゲラ、イベリアアオゲラ(Picus sharpei)、モロッコアオゲラ(Picus vaillantii)の5種から、まずアオゲラが分岐。残り4種はとても似ていて、分岐の仕方は微妙だけど。とにかく古い時代にまずアオゲラが分岐したのは確かっぽい。

この5種の分岐、というかまずアオゲラが分岐するというパターンは、

Fuchs et al.(2008)Molecular support for a rapid cladogenesis of the woodpecker clade Malarpicini, with further insights into the genus Picus (Piciformes: Picinae). Molecular Phylogenetics and Evolution 48: 34-46. 

Pons et al.(2011)Phylogeography of the Eurasian green woodpecker (Picus viridis). Journal of Biogeography (J. Biogeogr.) 38, 311–325.

でも、同じ。随分以前から大筋は判っていて、変わってない感じ。
ってことはアオゲラが一番古い系統という理解でいいのかな。なら、日本のアオゲラは遺存固有ってことかな。系統樹から種の分岐の説明するの意外と難しいなぁ。
●2024年3月20日 繁殖モードの徴

カイツブリの赤い頭は繁殖モード。カワウの白い頭は繁殖モード。と思っていたけど、ちょっと違うのかも。いや、そもそも繁殖モードってなに?
●2024年3月19日 サギは首を曲げて、ツルは首を伸ばして飛ぶ理由

どうしてアオサギは首を曲げて飛ぶのか? 重心が前になりすぎないように曲げてると聞いたが、それをきちんと説明した文献を教えて欲しい。という問合せ。
難しい。そもそも力学的分野は畑違いなので、あまり論文をフォローできてないし、探し方もよく判らない。ってことで、知ってる範囲で答えてみた。
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結論から言うと、サギ類が首を曲げて飛ぶ理由を、データをもって示した文献に心当たりがありません。ただし、生態学や行動学が専門なので、力学的な分野の文献にはあまり詳しくなく、見逃している可能性があります。以下は私見です。

首を伸ばして飛ぶと重心が前になりすぎると説明されることがあるようですが、

・首を伸ばして飛ぶツル類も、サギ類と負けないくらい首が長く、伸ばせばサギ類に負けないくらい重心が前寄りになる。
・サギ類の中でもあまり首が長くないヨシゴイやゴイサギなども首を曲げて飛ぶ。
・アオサギも時には首を伸ばして飛んでることがあるが、さほど不都合はなさそうに見える。

という点を考えると、重心の位置が関係ないとは言えませんが、他の理由もあると思います。

そもそも、S字状に曲がるサギ類の首は、曲がる場所が決まっていて、ホネの構造から曲がりやすくなっています。これはたぶん首を曲げて待機して、獲物を見つけたら、素早く伸ばして捕食するというサギ類の採食行動と関連しているのでしょう。そのため、サギ類の首はそもそもS字状に曲げた状態が安定しているんじゃないかと考えています。
ちなみに一方、ツル類の首のホネは、細かい針状の構造が頸椎と頸椎をつないでおり、真っ直ぐに伸ばした状態で安定するような感じになっています。というか、そもそもあまり曲がりませんし、1つずつの頸椎を切り離すのに苦労します。
サギ類とツル類の首を曲げて飛ぶかどうかの比較では、こうした頸椎の構造の影響が大きく、楽な姿勢をとってるだけではないかと思います。という説明が書いてある文献にも心当たりがないのですが…。
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●2024年3月18日 鳥の羽衣が雌雄で同じであったり違ったりするわけ

という質問を受けた。質問者は、理由をネットで探したけど、端的な記述に出会えなかったとのこと。そして、京都府で記録されている鳥を、渡りの区分ごとに雌雄同色・雌雄異色に分けると、冬鳥で雌雄異色がとても多いので不思議に思った様子。
難しい質問だけど、ご指名なのでやむなく以下のように答えてみた。なんか見落としている要素がありそうでドキドキする。

羽衣が雌雄異色である理由
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ネットで端的な記述がないのは、端的に記述できるほど簡単ではないからだと思います。

雌雄で羽衣が異なるというのは、タマシギなど一部の鳥を除けば、オスが綺麗で、メスが地味ってパターンのことかと思います。
これは性選択の結果。すなわちメスの獲得をめぐるオス同士の競争や、メスによるオスの選択の結果です。
鳥の性選択は、羽衣にかかることもありますが、鳴き声にかかることもあります。性選択がかかる状況であっても、雌雄の羽衣が異なるとは限らないので、ちょっとややこしくなります。とはいえ、ツバメ類では、囀りがある種では、オスの尾羽が長い傾向があるそうなので、リンクすることも多いのかもしれませんが。

と言う訳で、少なくとも雌雄の羽衣に大きな違いがあるのは、性選択が強く働いた結果と言っていいはず。性選択が強く働く条件というのは(互いに排他的ではありませんが)、
・繁殖でのオス役割分担が少なめな場合。たとえば、交尾するだけって場合。
・つがいの維持期間が短く、頻繁につがい形成が行われる場合。
・オスが一夫多妻になろうとする傾向が強い、あるいはチャンスがある場合。
などがあると思います。 端的に記述するのは難しい…。
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渡りの区分と雌雄異色との関係
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冬鳥で雌雄異色が多く、夏鳥・留鳥で雌雄同色が多いとするなら、それは雌雄異色は、高緯度に行くほど多い。というパターンを示しているのかもしれません。高緯度ほど短い繁殖適期に、ペアをつくって繁殖するので、それが繁殖システムに影響する可能性はありそう。

留鳥で雌雄同色が多く、渡り鳥全般で雌雄異色が多いという可能性もありそうです。留鳥の多くは年中ペアを維持するのに対して、多くの渡り鳥は繁殖終了後にいったんペアを解消します。つがい形成の機会が多ければ、性選択が働きやすいかも。

といったことは思いつきますが、冬鳥vs留鳥+夏鳥+旅鳥の比較には、あまり意味を見いだせません。旅鳥の繁殖地の緯度は、冬鳥とさほど変わらなかったりします。
あと、冬鳥で雌雄異色が多いのは、カモ類がたくさん含まれるからですよね? 雌雄同色が多い方に、旅鳥が含まれるのは、シギ・チドリ類が多く含まれるからですよね? このように渡りではなく、含まれるグループの違いが結果を左右している可能性がかなり高そうです。こうした系統の影響を抜いて比較する必要があります。統計的にするのは面倒ならば、同じグループ内で比較するのがいいでしょう。

と言う訳で、集計した内容をもっと細かく検討しないと、何を意味しているのか判断はできないと思います。
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●2024年3月17日 生態学会大会 2日目

今日は、ポスターセッションの2日目にして、自分の発表のコアタイムが。とは言え、対面のポスター発表と違って!ポスター前に立ってる必要もなく、意見交換用のZ oomセットもないので、時々質問きてないか確認するだけ。
ポスター発表を聞くのは、対面がいいけど、発表するのはリモートがいい。
●2024年3月16日 生態学会大会 1日目

口頭発表もあるけど、圧倒的多数は、ポスター発表。今日のポスター発表で、いいねを付けたのは、 ハシボソガラスがスクミリンゴガイを食う話。
ハシブトガラス若鳥の社会的羽繕いの話。
屋久島と種子島のヤマモモの種子散布の話。
オオヒキガエルを食べるカンムリワシの話。
ヤマカガシの毒の由来が、ヒキガエルからマドボタルに変わる話。 今日がコアタイムのポスター発表だけで380題。多すぎて全てはチェック出来ず。陸上脊椎動物絡みしか手が回らず。それすら見落としがあり、一通り見たのですら、27題しかない。ちなみに聞いた口頭発表は11題。
●2024年3月15日 上顎歯掘り

昨日のことだけど。
大きすぎて外に置いてあった歯槽には、ホワイトエンジェルがたくさん。
●2024年3月13日 カラスの巣チェックスタート

遅ればせながら、果実チェックの季節も済んだので、カラスの巣チェックを開始。
●2024年3月12日 懐かしの日本鳥類目録改訂第6版

現在使われてるのは、改訂第7版。今年の9月には、改訂第8版が出る。が、我が頭にはまだ改訂第6版が巣食っている。
鳥の巣の収蔵資料目録の編集も終盤。今日はテキストの校正をしていた。
●2024年3月10日 イソヒヨドリを楽しもう

日本では数少ないイソヒヨドリの専門家さんに、イソヒヨドリの話をいろいろうかがった。
●2024年3月9日 魚を食べれないオオバン

多くの鳥は、結局のところ雑食性で。getするスキルと、消化能力の高い低いに合わせて、自分にあったものを野外では食べてるけど。もし与えられたら、いろんな物を食べる。
ユリカモメは、クスノキ果実を食べる。ふだんあまり果実を食べてないので、生活圏にあまり果実がなってないから。
そして、オオバンは魚を食べる。普段食べないのは、魚を捕るスキルがないから。だけという訳でもないらしい。魚には獲るスキルと共に、食べるスキルも必要なんだな。
●2024年3月8日 巣穴を掘る鳥

通常、穴を掘るのは、土か樹の二択。シロアリ塚に巣穴を掘る鳥もいるけど、これは一種の土だろう。サボテンに巣穴を掘る鳥もいるけど、これは一種の樹。
土に穴を掘る鳥は、地面に穴を掘る鳥と、垂直の土崖に掘る鳥に分かれる。
樹に穴を掘る鳥は、生木にガンガン穴を掘る鳥から、柔らかい枯れ木にしか穴を開けられない鳥まで、グラデーション。
●2024年3月7日 果実がなくなる

毎年、地元公園で、秋冬物の果実がいつ頃無くなるかをチェックしてる。今日のチェックでなくなったことを確認した。けっこう遅めの年。そこまで豊作でもないのに。
●2024年3月3日 子ども祭り中間発表会

今年もついにこの日が来てしまった。
●2024年3月2日 約束果たせず

あと1ヶ月早く作業を進めてたら、間に合ったのに。約束を果たせなかった事が悔やまれる。
今朝、行事の集合場所にて。そろそろ参加者が来るかな、というタイミングで、知らせが届いた。
●2024年3月1日 読書サークル 第130回会合覚え書き

隔月で、課題本の紹介文を持ち寄って、本についてあれこれ言い合うサークル。
今日の会合で出た本についての意見を記録。

今回の課題本は6冊。4冊繰り越されてきて、3冊繰り越したので、7冊についてあれこれ話し合った。
ちなみに各人は紹介文を書いてきていてて、4つを最大として★を付けている。

●「日本人はどんな肉を喰ってきたか? 完全版」
(紹介文3つ、平均★数は3.3)
 狩猟のリアルを、その後の獲物の処理、パーティを含めて垣間見れるという意味で評価が高かった。というか、みんな興味津々で、美味しそうという一致した感想。ただ生肉を食べまくってるのには懸念も。

●「ダーウィンの呪い」
(紹介文4つ、平均★数は3.5)
 大学で進化を学んだ者にとっては、進化思想が優生思想につながった歴史は自明だけど、そうでない人には驚きがあったらしい。社会ダーウィニズムを知ってる者にとっても、20世紀初頭の有名な進化関係の研究者がすべて優生思想を持っていたことにはショックを受けていた。

●「夜のイチジクの木の上で」
(紹介文5つ、平均★数は3.2)
 読んだ人はみんなビントロングに親しみを覚えるようになった様子。ただ、データが少ないのを指摘されてる著者に同情的な者もいれば、少ないのは事実という意見もあった。著者のドラえもんネタや祖父母ネタには、違和感を覚えた人が多め。最後のカミングアウトも、必要だったのか?という声があった。

●「招かれた天敵」
(紹介文4つ、平均★数は3.5)
 欧米のサイエンスライターの作品のような構成。という声があり、時間を行き来し、登場人物の来歴に寄り道する書き方に馴染めない人もいた様子。たくさんの登場人物が覚えられない、という越えも。とても勉強になったというのは一致した意見だったが、難しくて途中で挫折した人も数名。

●「人類を熱狂させた鳥たち」
(紹介文4つ、平均★数は3.0■)
 イギリス、ヨーロッパ中心の人と鳥の歴史。知らないことが多いのだけど、前半の歴史的な部分は読みにくかったという声も。ずっとタカを手にしてる貴族や、海鳥を食べて暮らすフェロー諸島の人々は、印象深かった様子。イギリス発祥のあれやこれやの由来が判る。

●「黒部の谷の小さな山小屋」
(紹介文4つ、平均★数は3.3)
 春に組み立てて、夏の終わりに解体される山小屋。画像が綺麗で印象深い。なぜか山小屋までの道が危険という声と、楽勝という声があって、少しもめる。

●「クマにあったらどうするか」
(紹介文4つ、平均★数は3.5)
 アイヌ最後のクマ猟師からの聞き取り。戦前から戦後にかけての北海道の山での暮らしが印象的。ゴールデンカムイみたいという声もあった。冬の北海道の山でのサバイバル術に驚きの声多数。もちろんクマにあったときの対処法にも。ちょっと無理そう。
●2024年2月29日 2024年2月のまとめ 収蔵資料目録の目処が立ち、ついにクジラが死亡

1月から大阪湾をウロウロしていたクジラ。2月中には死ぬんだろうなぁ、と思っていたら案の定、特別展オープン直前に死んでしまった。と言う訳で、下旬はクジラ対応に追い回される。覚悟はしていたものの、消耗した。クジラが死ぬ前に幸いなことに、収蔵資料目録の原稿の目処を立てることに成功。クジラ対応の傍ら、割り付け担当に振ってなんとか目処を立てることができた。先月からの懸念事項2つが、なんとなく目処が立ったことになる。
そんな2024年2月を振り返ってみよう。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事終了。奈良県3コース(1日で調査)と京都府2コース(1日で調査)のハッカチョウセンサスも実施。
地元公園では、月末にカワウの集団塒調査をしたほか、鳥のセンサスと木の実チェック(まだ終わらない)。ついでにカワウの繁殖状況チェックもしてる。そして、カラスの巣チェックを1回。
大和川水系の調査は、今月も垂仁天皇陵のカワウ・サギ類の繁殖地をチェックしたほか、アカガエルの卵塊調査の研修の下見をした。
日本野鳥の会大阪支部の大阪の鳥のセンサス。先月の2コースに続いて、今月3コースを実施してノルマ達成。

ホネホネ団の活動は、1日実施。予定していたもう1日は、マッコウクジラ対応で中止に。
ということで、マッコウクジラの解体に2日、埋設に1日、現地へ出かけた。その他、砂場の片付け2日。
大阪鳥類研究グループの観察会は、予定通り実施。やはり参加者は少ない。
読書サークルの会合では、珍しく新人が加わった。育って欲しい。

普及行事は、ジュニア自然史クラブ、鳥類フィールドセミナーと植物園案内動物編。友の会会員向けのバックヤードツアーではツアコンを担当。

講演は、なし。
論文は書けず。今月も、収蔵資料目録の編集作業。なんとか本体のテキストは完成し、図版の画像をセレクトしキャプションも整った。残るは、目次+はじめに+謝辞。
査読なし。

とまあいろいろあった中、今月読んだ本は、自然史系5冊と、SF1冊、マンガ10冊。
完全休養日はなし。
今月のネコは、避妊手術を終えて、動物病院には行かず。歯肉炎対応を忘れてる。剃られた下腹部の毛は、かなり生えてきたが、まだ元には戻ってない。
そういえば、噂の帯状疱疹というものになってしまったと思う。右脚付け根周辺が赤くまだらになり、薄く痛がゆい。その所々が火傷のようにただれた。それがいきなり出現したのが、マッコウクジラが死んだと聞いた夜。よほどストレスだったんだなぁ。
●2024年2月27日 キノコのレッドリスト

普通に聞くと、鳥のレッドリストとさほど違わない気がするけど、よく考えると全然異質な物で面白い。
●2024年2月26日 クジラを埋める際の心配事

小さい骨がなくならないか、頭骨が壊れないか。そもそもどこに埋めたか判らなくならないか。
●2024年2月25日 ハシボソガラスとハシブトガラス

今日のなにわホネホネ団鳥の日には、カラス2種が並んでいたので、いろいろ比較してみた。
●2024年2月24日 羽根拾い行事は子どもに人気

どうしてこの季節にやってるの?と訊ねられた。
●2024年2月23日 15mのマッコウクジラ解体

昨日から始めるつもりが、結局、今日1日での作業となった。なんとかなって良かった。
●2024年2月22日 1日目は、8時間立ってるだけの簡単なお仕事

午前7時半に、博物館出発。午前8時半に、現地集合場所に到着。午前9時10分、大物登場。吊り上げたところで、別の大物が登場するまで、作業はしばし休止。午前10時過ぎ、ようやく作業再開。苦労してトレーラーに載ったのが、午前11時頃。それからロープかけたりして、運んで、予定通り午後には作業が始められる。と、この時は思った。マスコミのカメラは5台、空にはヘリコプターが2機。
で、まずは昼食。と思ったら、作業場所の方にすぐ来るようにというお達し。慌てて移動した。すると別の大物は囲み取材を受けていて、なぜか専門家として隣に並んで一緒に囲み取材を受けさせられる。人生初の囲み取材は、とくにどうということはなかったけど、専門家面しないといけないというのがイヤだった。
で、本来の目的の大物を待つが、待てど暮らせど大物は来ない。なかなか岸壁を出発しないし、ようやく出発したという連絡が来たと思ったら、途中で止まって動かないらしい。なぜかないのか判らない。結局、大物の現地到着は、午後2時頃になった。3時間もなにをしてたんだ!!!
さらにトレーラーから降ろすのに1時間ちょっと。午後3時過ぎからようやく作業開始。まずは計測。それは2組のプロ達の独壇場。我々素人は見てるだけ。プロはいろいろ測定部位が多い。グループごとに少しずつ測定部位が違うのも面白い。で、約1時間で測定完了。ここは午後4時半に完全撤収なので、もう片付けを始めるしかない。

そんな一日だった。今日は少なくとも皮剥きまで進めるつもりだった。だからこそ人数が必要と、いっぱいかり集めたのに、寒い中立ってるだけど20名ほど。すみませんでした。
原因は、想定よりクジラが大きかったこと。全長15m、32t。昨年の個体に近いサイズ。思ったより痩せてもなかった。陸揚げして、運ぶのに、想定より時間がかかったのはやむを得ない。むしろ、無事に運んでくれて有り難い。下ろすときも、とても丁寧だった。
とはいえ、この大きいのを、明日1日でなんとかするのかぁ。
●2024年2月21日 マッコウ祭り前夜

昼過ぎになると、東の国から次々と車が到着して、祭りが近づいた感が盛り上がってくる。うまくいきますように。
●2024年2月20日 大阪湾での大型クジラの死体の記録

昨年も書いたけど、また同じ事を繰り返し訊ねられることだろうから、再び整理しておこう。
ちなみに昨年のマッコウクジラ以外は、全身骨格が保存されている。2001年のナガスクジラは、兵庫県立人と自然の博物館にあるが、他はすべて大阪市立自然史博物館にある。
さらにちなみに、大型クジラの死体はこれだけだけど、小さめクジラやイルカは他にも記録がある。そして、大型クジラでも生きてウロウロして出て行ったのは、他にけっこうある。というか生きてウロウロして、出て行けずに死んだのは、今回のマッコウクジラが初めてのはず。

1990年4月 ナガスクジラ(オス、19m、約40t)
 浮遊してるのが見つかり、堺で陸揚げ
 →標本として、大阪市立自然史博物館で所蔵。本館前ポーチに展示
1996年7月 ミンククジラ(■、7.7m、約2.5t)
 大阪市住之江区で見つかり、埋立地に陸揚げ
 →標本として、大阪市立自然史博物館で所蔵。収蔵庫で保管
1999年8月 ミンククジラ(■、5.4m)
 田尻町マーブルビーチで見つかり、その場で解体
 →標本として、大阪市立自然史博物館で所蔵。収蔵庫で保管
2001年5月 ナガスクジラ(■、9.6m)
 淡路島の大阪湾岸で見つかり、津名町塩田漁港に陸揚げ
 →標本として、兵庫県立人と自然の博物館で所蔵。常設展で展示
2010年5月 マッコウクジラ(メス、9.1m、約10t)
 浮遊してるのが見つかり、堺で陸揚げ
 →標本として、大阪市立自然史博物館で所蔵。本館前ポーチに展示
2015年9月 ザトウクジラ(オス、7.0m)
 岬町に漂着し、その場で解体
 →標本として、大阪市立自然史博物館で所蔵。本館前ポーチに展示
2021年7月 ニタリクジラ(オス、11.2m、約8.5t)
 浮遊してるのが見つかり、堺で陸揚げ
 →標本にすべく、大阪市立自然史博物館で骨格標本作成中。
2023年1月 マッコウクジラ(オス、16.0m、約38t)
 淀川河口で生きた状態で見つかり、そのまま死亡。大阪市此花区桜島で短時間の調査・試料採取の後、紀伊水道に投棄。
 →サンプルは、国立科学博物館など各地の大学・博物館施設等へ。
2024年2月 マッコウクジラ(オス)
 生きて神戸市から岸和田市の間をウロウロした後、堺泉北港の一番奥に入り込み、そのまま死亡。埋設して標本化の予定。
 →標本として、大阪市立自然史博物館で所蔵予定。まだ海に浮いてるけど。

【追記】
2月22日、マッコウクジラを引き上げて計測。15.0m、約32t。2023年にそう引けを取らない大物だった。もっと小さいと聞いていたのに…。
●2024年2月19日 ため池の珍鳥めぐり

今日はため池58ヶ所をめぐって水鳥調査。思いがけない珍鳥が出てとても驚いた。時代は変わったなぁ。
●2024年2月17日 夏羽と生殖羽

偉そうに解説したけど、色々疑問が残った。
●2024年2月16日 ミュージアムショップについて少し考えた

今日の午後は、ミュージアムショップに関わるとあるイベントがあった。が、立場上、好き勝手に発言出来ず、もやもや。考えたことを記録しておこう。

もしミュージアムショップを普及教育の場と位置付けるなら、それを業者だけに任すのは、博物館として無責任。普及教育を責任を持って進めるのは、学芸員。だとしたら、学芸員主導でミュージアムショップは運営される必要がある。ってことになる。
博物館の展示から、ミュージアムショップへ。ミュージアムショップからネットショップへ。という話題はあったけど、ネットショップからミュージアムショップや博物館の展示へ、という視点がなかった気がする。
多言語対応は、博物館の展示でもさほど出来ていない。だからミュージアムショップでやらなくていい、とは思わないが。基本、物販であれば、身振り手振りと、定番やり取りの押さえで充分な気がする。
他所のミュージアムショップとの連携、という面で考えるなら、やはり自然史分野が現実的。とは言え、何が出来るかなぁ。

ミュージアムショップは、物販だけでなく、さらに多様な普及教育展開が可能な場。それは学芸員が、主導で検討していくことなんだろうなぁ。
●2024年2月14日 ダムとオオサンショウウオ

いろいろ考えると、痛し痒し。というか、一長一短というか。功罪半ばする。みたいなのが、近年の日本のダムとオオサンショウウオの関係。
●2024年2月13日 大阪の鳥のセンサス調査の分担

今年度で終わらせる! というので、5ヶ所を分担した。今日ようやく調査完了。意外と大変だった。
●2024年2月12日 キイロスズメバチの巣に穴を開ける鳥といえば

アカショウビン! と思ってしまうのは、小海途鳥の巣コレクションをさわりまくってるからだろうか。
●2024年2月11日 バックヤードツアーのツアコン

昨日から明日まで、3日連続で、午前午後のダブルヘッダーで、それぞれ3班体制。
かつては、ずっと実習室で鳥を剥いてたものだが、コロナ禍でそれはなくなり。ツアコンをおおせつかるようになった。といっても今回が2回目。ぜんぜん馴れない。
昨日の午前と、今日の午後が担当だった。 昨日の午前は、2人欠席だったので、5人だけ。子どもは2人。とてもやりやすい。
今日の午後は、全員出席で、9人。子どもが4人。ちょっと大変。
●2024年2月10日 カラスの繁殖期が始まる前に

もしかしたら、ハシボソガラスのペアの中には、すでに繁殖モードに入っていて、巣をつくりはじめてるのもいるかも。でも、まあおおむねまだ繁殖期直前と言って良いだろう。ということで、少し出遅れたけど、繁殖期直前のカラスの巣の残り具合をチェックして歩いた。
基本的には昨年繁殖期につくられた巣がまだ残っているかをチェックするのだけど、どうして繁殖期に見つけられてない巣もある。今なら葉っぱが落ちていて、それが見つけられる。ので、今日見つけた巣も、昨年繁殖期につくられた巣と判断することにする。
●2024年2月9日 高校生にホネ洗い・ホネ並べ

昨年に続き2回目。なぜか滋賀県の高校の生徒にホネ実習。
昨年は4人だけでやり易かったが、今年は14人もいて大変。 7人ずつ2班に分けて、ホネ洗いとホネ並べを約1時間ずつ交代制。
その前に全体的解説を20分ほど。
ホネ並べは、トラの椎骨と肋骨、シマウマの前肢と後肢。
ホネ洗いは、前半はシカ、後半はイヌ。イヌ飼ってる子のいる班をシカ洗いにした。シカは子どもでバラバラ、イヌはまだ充分分解されてなくて、完成肉や筋が残り完成させられなかった。 いろいろ反省が多い。
●2024年2月8日 収蔵資料目録用 鳥の巣関連の画像のセレクト完了

なんせ掲載種が、184種。各種4枚なので、画像は736枚も必要。
鳥の巣の標本画像が優先だけど、それは各種1〜2枚。あとは、野外での営巣環境と、巣場所の雰囲気を伝える画像。

5日午後1時にスタートして、10時間作業。
6日も午後1時にスタートして、9時間作業。
このペースならあと5時間で終わるはず! と思ったら、
今日8日は、午後1時にスタートして6時間。
まあ予定通りなんだろうか。途中やたらと電話がかかってきて、それに時間を取られたので、想定以上に時間がかかってしまった。

以前頂いた画像と、今回頂いた画像。そして、ご本人のセレクト案。これを見比べつつ、1種4枚の制限の中で、画像を選んでいく。同時にキャプションを拾う。
収蔵資料目録なので、巣の標本画像を優先。あとは営巣環境と、巣場所の雰囲気を示す画像を選ぶ感じ。ある種の巣の標本が3つ以上だと、特徴をうまく表せそうな、変異も示せそうな2つをできるだけ選ぶ。巣の標本1つしかない場合は、野外の巣の画像を増やすか、同じ巣の標本画像の別角度を入れるかを決める。
画像足りなかったら、追加の依頼をしないとなので、メモするし。巣の標本画像の登録番号が画像で判断できなかったら、収蔵庫まで行って、画像と巣を見比べる。
いろいろ考えながらの作業で、集中が必要で、人に話しかけられたり、電話がかかってくるとイラッとする。ともかく一通り作業は完了。
疲れたけど、とても勉強になった3日間だった。いくつか使いたいけど手元にない画像があるので、発注して今日の作業は終了。

巣の標本の登録作業とデータ読み取りが最初の山場としたら、画像セレクトが2つめの山場。次はテキスト完成だけど、これはすでに半ば進んでるし、山は小さめ。今年度中に完成するかもしれない。
●2024年2月7日 ヨシの収穫

宇治川沿いを歩いた。向島の一番下流側のヨシ原は、今も収穫される。が、今年は収穫されたエリアがとても狭い。昨年は、もっと広い範囲を刈ってたのになぁ。
●2024年2月6日 ツバメの巣調査といけず石調査の違い

他人の敷地の境界部を覗くのは一緒なんだけどなー。
●2024年2月4日 ムササビ観察会

と言えば、奈良公園。
●2024年2月3日 植物園案内 鳥スペシャル

植物の解説をする植物園案内に、鳥担当がついていって、鳥に絡めて植物を観察するという企画。午前中に下見。とりあえず10のテーマを出すように言われて、ネタに悩みながら進む。

・クスノキ:今年はあと少しで食べ終わる。カラスによる枝落としも少々。クスベニヒラタカスミカメの影響とか。でも、むしろ芳楠で盛り上がる。
・サザンカ系の雑種カンツバキ:鳥媒で、ヒヨドリやメジロが活躍。鳥が来たら、花の下側にキズが付いたり。でも、むしろサザンカの見分け方は、花期が11月頃まででしかない、てな話で盛り上がる。
・トウネズミモチ:今年は果実の減り方が早め。なぜかクスノキより早いかも。枝落としはないから、たぶんカラスは来てない。なんで夢洲にトウネズミモチが生えてるのか?生えてるのに全然食べられてないのか?って話に。
・ユーカリ:冬のメジロは、ほぼカンツバキとユーカリの蜜喰って暮らしてる。南半球の植物はどうしてしばしば冬に開花するかで盛り上がる。
・モチノキ:ちょうど樹上の果実がほぼなくなった。大量の枝落としは、カラスのせい。個別に落ちてるのは、ヒヨドリとか。カラスは食べるために落としているのかで盛り上がる。
・アキニレ:カワラヒワやアトリの秋の主食。散布はせずに、種子の中身だけ食べる。風散布で飛んでったとは思えないのに、どうして埋立地や河川敷に広がれるかで盛り上がる。
・センダン:果実が大きすぎるので、半分以上は食べこぼされる。落ちた果実は、タヌキがよく食べていたりする。それは二次散布と呼べるのか?って話に。
・シュロ:ほとんどヒヨドリが消化するところはないが、食べる。そして、山や各地に散布されてる。ということは、栄養価の高い果肉はなくても、種子散布に影響ないんじゃないの?って話に。
・ヤブラン:今年はもうほぼ食べ尽くされてる。透明な球は、外種皮を除いた残りのタネ。果皮もあるんだよとか、いまはクサスギカズラ科とかで盛り上がる。
・チャンチンモドキ:年末頃に全部果実は落ちた。熟した後、木の上で粘らないのは、たぶん哺乳類が散布者。1つの果実の5つの種子が一斉に発芽するって話で盛り上がる。
・タイワンフウ・アメリカフウ:アキニレと並んで、カワラヒワとアトリの冬の主食。下に落ちてる果実の中から種子を見つけるので盛り上がる。

他に、スギやキャラボクでも盛り上がってた。結局、鳥は話題のきっかけに過ぎない感じになってしまった。

午後から本番。
クスノキ、カンツバキ、トウネズミモチまでは予定通りだったが、その直後、想定外のオガタマノキの花を見つけて、ヒヨドリが花を食べる話をしたのが運の尽き。オガタマノキの花を試食。モチノキでも果実の味の話をして、勢いでクロガネモチの果実を試食させ。ボケの花も自分で試食(これが甘くて美味しい)。センダンでも果肉が甘い話。
寄り道多かったので、チャンチンモドキは断念して、シュロからアキニレ、フウノキで終了。
モチノキやセンダンの果実が大きすぎて食べこぼしされまくる話で、植物をディスリ。ろくに消化する場所のないシュロでもヒヨドリなどが散布しまくるから、果肉いらんのにね。と植物をディスる。が、それはヒヨドリをディスってるのではないかと指摘される…。
●2024年2月1日 世界の鳥の特別展で欲しい展示物

実際に用意できるかは度外視して、世界の鳥の特別展を開くなら、見てみたい展示物は何かなぁ。 <化石コーナー>
とりあえず、始祖鳥。恐鳥類 <絶滅種コーナー>
古めの絶滅種なら、モアとかエピオルニス。
近場だと、ドードー、リョコウバト、エスキモーコシャクシギ、オオウミガラス。とくにオオウミガラスは元祖ペンギンとして強く推したい。カンムリツクシガモも気になる。
日本のだと、リュウキュウカラスバト、オガサワラカラスバト、オガサワラガビチョウなんかが見たい。絶滅種とは思わないけど、ミヤコショウビンは話題性はある。
●2024年1月31日 22024年1月のまとめ 皮と実習と印刷物 クジラの気配付き

とにかく正月は毛皮の処理を毎日してた。仕事始めになんとか間に合わすために。結局、大部分はなんとかなったが、2枚だけまだ仕上がらず。でも、その後は博物館実習に追われ、収蔵資料目録の編集に追われ、友の会総会の準備に忙しい。その上、大阪湾をウロウロするクジラにまで心をかき乱される毎日。
そんな2024年1月を振り返ってみよう。

ルーティンのため池調査、大和川調査は無事終了。奈良県3コース(1日で調査)と京都府2コース(1日で調査)のハッカチョウセンサスも実施。
地元公園では、月末にカワウの集団塒調査をしたほか、鳥のセンサスと木の実チェック。ついでにカワウの繁殖状況チェックもしてる。
大和川水系の調査は、今月も垂仁天皇陵のカワウ・サギ類の繁殖地をチェックしただけ。

ホネホネ団の活動は、2日実施。
大阪鳥類研究グループの観察会は、予定通り実施。やはり参加者は少ない。 普及行事は、ジュニア自然史クラブ、鳥類フィールドセミナーと植物園案内動物編。
はくぶつかんたんけん隊では、鳥剥き担当。同時に博物館実習生の世話。これはけっこう忙しい。
そして、なぜか突然舞い込んだ友の会総会の主担当。前日は、発表用パワポの準備と、本の準備に忙しく、当日はタイムスケジュールや議事進行を心配しつつ、本の世話も。なんか忙しい。

講演は、最後に研修で1回。
論文は書けず。そんなどころではなく、収蔵資料目録の編集作業。というか、とにかく原稿の目処がたった自転で、ページ数を読んで、仕様書作って下見積。が、予算を大幅オーバーして、カラーページ再検討して、再度下見積。まだ高すぎるってことで、版下入稿にかえて三度目の下見積。まだ高いけど、ようやくOKが出た。それが数日前、急いで編集進めなくては! ただ版下入稿になって、かえって時間的には少し余裕ができたかも。
査読なし。
今年度最後の博物館実習。オリエンテーションに加えて、2日間実習を担当。ハチ屋の都合では、もう1日担当か?と思ったけど、それは回避できた。

とまあいろいろあった中、今月読んだ本は、自然史系2冊と、SF3冊、マンガ13冊。
完全休養日はなし。2月も無理そう。
今月はネコの避妊手術。9日後に抜糸。無事に終了して良かった。ただ、歯肉炎の疑いありと言われ、サプリと歯磨き推奨された。
●2024年1月30日 これから3年間の課題

というか、さらにその後も続く宿題。
●2024年1月29日 武庫川調査 4回目

少し早起きして、宝塚駅へ。阪急宝塚線を端から端まで乗るのは、年に一度。
●2024年1月28日 友の会総会の反省

久しぶりの友の会総会の主担当は、かなり役立たずで、失敗ばかりだった。
●2024年1月27日 友の会総会前夜

明日は友の会総会。急遽、主担当に大抜擢されたので、いろいろ忙しい。いつも本の担当がある上に、主担当もって感じ。主担当するのは3回目なので、馴れてる。かと思いきや、時間とともにかなり変わってるし、コロナ禍を間にはさんで、さらに変化してる。昨年の担当者にいろいろ訊ねながらの主担当。
●2024年1月26日 金剛バス、その後

分担してる鳥の調査河南町へ。
●2024年1月25日 鳥の巣チェックで行ったり来たり

鳥の巣の収蔵資料目録作成中。いろいろ鳥の巣のチェックが必要になって、収蔵庫と研究室を行ったり来たり。歩数でカウントすると、片道75mほど。いっぱい歩いたなぁ。
●2024年1月24日 ネコの抜糸

今日で、避妊手術から9日目。朝一番で、動物病院へ行って、抜糸。
●2024年1月23日 鳥の巣の大きさ

鳥の巣コレクターさんは、コレクションの巣のサイズを測ってる。のだけど、測るたびに、数字が違ってるよう。そら、そうだろう。
●2024年1月22日 ポーチのクジラの3D撮影

スズメの巣材がぶら下がってる! スズメのフンが〜。そもそも吊ってるワイヤーは? 寛骨が揺れまくる。
●2024年1月21日 水田やってるおっちゃん

今日のなにわホネホネ団には、ネコが出ていた。仔猫が我が家にいるもので、なんか今までと違う視点で見てしまう。明らかに子ネコ。まだ乳歯らしく、上の一番奥の臼歯は少し顔を出してるだけ。生後4ヶ月くらいかなぁ。
一緒に眺めていた動物病院の看護士さんから、ネコの歯の数の覚え方を伝授される。ミイミイ、ミイニイ。説明されんと何のことか分からん。でもこれで、どこまで前臼歯か分かるらしい。

うちにネコが来てから、なんか病気を持ち帰らないように、ノラネコに近づかないようにしてる。死んだネコはどうかなぁ、と思ったけど、さほど問題ないんじゃないかと。実験動物扱う人は、ネズミとウサギに触れないと聞いたけどなぁ。
そもそもウチのネコは、何を触って帰ってもまるで無頓着。年末年始はトラやジャガーなど大物の臭いをさせてたはずだけど、何も反応しなかった。他所のネコは、妙な動物触って帰ったら、メッチャ臭いを嗅ぎにくると聞くのに。こいつは、いろんな変な臭いをさせてる奴、と認知されてるのかも。盛り上がりに欠けるし、ちょっと不満。

とはいえ、他所のネコの話をいろいろ聞くに。うちのネコはとてもよい子だということが判った。動物病院に行ったら、必ず看護士さんに可愛い〜、と言われるし。
●2024年1月20日 カワセミのペリットは、魚のつみれ

午前中は、地元公園で鳥の観察会。単に鳥を見せて、名前を教えるだけでなく、鳥の生態や研究について解説するという企画。でも、一番盛り上がったのはカワセミ。しかし、単にカワセミ見れた、ってだけでなかった。
そもそもカワセミは変な場所にいた。池の側ではあるのだけど、陸側に1mほど入った木にとまっていた。それも20cmほどの低い枝。まるで地上にいるみたい。あまりカワセミがいそうな場所ではないので、場所が分からない人が続出。
幸いゆっくりとまってくれてたので、みんなで見れた。と思ったら、口から白っぽい大きなものを吐き出した。ペリットや! 陸なので拾える! すぐに拾いに行こうとする子どもをとめて飛び去るのを待つ。
カワセミが飛び去ってから拾いに行った。直径約1cm、長さ3.7mmとかなり大きなもの。淡水魚の臭いがする。薄茶色で、キラキラするものが混じってる。茶色いのは魚のすり身で、キラキラはホネらしい。細長いツミレのよう。実際、中身もイワシのツミレとさほど変わらないから、鍋に入れて食べれるんじゃ?
でも、カワセミのペリット拾ったの初めてだから、このまま保存したい。いや、中身調べて、何喰ってたか知りたい。拾ったペリットをどうするかは、けっこう悩ましい。
●2024年1月19日 ガンカモ調査

昔は、ガンカモ科と言ってたから、その調査はガンカモ調査。今はカモ科だったりするから名前が変わったのかもしれないけど、心の中ではやはりガンカモ調査。毎年1月中旬、日本全国の野鳥の会の支部がおこなう一斉調査。地域によって熱心さに違いはあるけど、何十年も全国規模で継続している数少ない鳥のモニタリング調査。その価値はとても高いと思う。で、大阪支部は、昔からとても真面目にたくさんの調査地点で調査してきた。おかげで大阪府のカモ類の動向はかなり正確に分かってる。調査者がだんだん高年齢になってきて、世代交代が近頃の課題だけど、徐々にではあるけど世代交代もできてる気がする。この調子で50年以上、継続してほしい。
で、ごくわずかではあるけど、この20年近く調査に参加させてもらってる。もっと前から参加してる気もするけど、昔どうだったか判らんようになってきた。担当しているのはすべて池で、ガンカモ調査がなくても毎月カウントしてる池なので、とりたてて負担は増えてない。数年前から毎月の調査地以外の池も担当したりしてきたが、今年はそれも1ヶ所だけ。月例調査のついでに回れる。
月例の調査は、地元公園の池を含めて63ヶ所巡ってるのだけど、その内、ガンカモ調査にデータを提供しているのは、16ヶ所だけ。もっとデータ提供できると言っても断られる。一人の負担を増やすと、その人が抜けた時に困るかららしい。判る気もするけど、変な気もする。

で、今年の調査。今年は全般的にカモが少なめだと思う。という感覚は昨年の数字と比べても支持されそう。大阪府全体でもそうかは、結果がまとまったら分かる。
●2024年1月18日 動物が似ている理由

類縁関係が近いから、ってのが圧倒的多数だろうけど、収斂進化の結果という場合や、擬態の結果という場合もある。
これをいかに子どもに伝えるか、という議論を2時間ほど伺う。基本、口出し無用なのだけど、時々、我慢出来なくて、口を挟んでしまう。
類縁関係は、親戚関係に例えられる。他の2つが難しい。擬態は、警官の制服になぞらえると理解してもらえそうな気がする。収斂をどう例えたら良いのか思いつかない。進化や機能を抜きに伝えるのは、思ったより難しいなぁ。

擬態は似てるもの同士が、近くにいないと成立しない。
類縁関係は、自ずと近い場所にいることも多い。まったく同じでは不都合がありそうだけど。過去には一緒だったと言おうか。
収斂は、似てる両者の距離は関係ない。ただ解決すべき状況が似てるだけ。

似てるを機能で考える。機能関係ないも含めて。奥が深い。
●2024年1月17日 水田やってるおっちゃん

久しぶりにおっちゃんにあったので、しばらく話をした。久しぶりやな。今も毎月来とるんか? 最近は、オオタカやチョウゲンボウが、よう飛んでるわ。でも、あっこの木にはとまらんねん。カラスに虐められるからやと思う。こないだは、ノスリも出た。池の魚狙っとったわ。それは多分ミサゴですね。そうか。カラスは勝手に獲ったらあかんねんてな。こないだ農協のんに言われたわ。カラスなんか悪さしかしよらんのにな。カラスは、確かに農業にはマイナスしかないかもですね。でも、自然の中では、いなくなると困ることも起きると思います。まぁ、しゃーないな。
といった調子。おっちゃんは、こっちがため池巡って鳥を調べてるの知ってるから、会ったら、近所の鳥の話をしてくれる。最初の頃に比べると、とても詳しくなられたよう。
話の流れで、今日は哺乳類の話になった。アライグマがフンを盛り上げてる場所がある。というので見せてもらった。タヌキのためフンだった。ためフン情報も集めてるので嬉しい。写真撮って、中身はカキのタネですね。などと盛り上がってたので、今度から哺乳類の話で盛り上がるかも。

おっちゃんの名前は知らない。ため池巡って、水鳥調査を始めた割と初期に出会って、なぜか話をするようになって、現在に至る。お互い知ってるのは、この辺で時々会うってことだけ。会うのは、おっちゃんの田んぼの作業小屋の前。
毎月通過するけど、会うのは年に2ー3回程度。今日はずいぶん久しぶり。何となくおっちゃんというより、じいちゃんになった気がした。メチャメチャ急いでる時とかは、今日は会いたくないかも、とか思ったりするけど、今日いっぱい話したようで、たった15分程だった。また来月も会えるかな。ためフンに、次はセンダンのタネが入ってるかも。
●2024年1月16日 Mixi19周年

この日記めいたものを書き始めて、昨日(15日)でMixi19周年。今日から新年度に突入。Twitterでつぶやき、Facebookで時々シェアして、昨年10月からはInstagramにまで画像を投稿。それでも毎日ではないけれど、長めの日記はここに書いてる。書き忘れると、ちょっと残念。昨年9月にスマホデビューしたので、どこからでも書けるようになった。

例によってこの1年365日の中で何日書いたか(実際には、何日書いてないか)を数えてみると、305日書いていた。5月まで頑張って書いていたのだけど、6-7月と10-11月に書けていない日が目立つ(月25日以下になってる)。そして、今日時点で書き足し待ちのが多くて、2月以降に140日分もある! 半分近い…。
ちなみに過去を振り返ると、一年目325日、二年目344日、三年目331日、四年目324日、五年目329日、六年目303日、七年目315日、八年目304日、九年目295日、十年目265日、十一年目は279日、十二年目は284日、十三年目は288日、十四年目は306日、十五年目は310日、十六年目は310日、十七年目は323日、十八年目は322日書いていた。Twitterを始めた六年目に激減し、十年目でさらに減少。十一年目以降、回復基調が継続し、昨年は初年度なみにまで回復した。と思ったけど、また300日切りそうなレベルに落ち込み。さらに完成してない日記がこれほど多いのは、始めてかも。20周年を前に立て直したい。
●2024年1月15日 うちのネコの避妊手術

今日は、うちのネコの避妊手術の日。朝一番、午前9時半に、小雨の中、動物病院に預けにいく。かるく診断して、ここ数日の健康状態確認された。体重は2.88kg。順調に増えてる。たぶん避妊手術できるだろうとなって、預けて帰ってきた。
午前中にレントゲン撮ったり、血液検査したりして、問題なければ昼一に手術。麻酔覚めてからしばらく様子を見て、問題無ければ、夕方帰ってくる。エリザベスカラーにしますか、エリザベスウェアにしますかと言われて、ウェアにしてみた。毎日抗生物質を自分で呑ませるか、まとめて注射するかどっちにしますかと言われて、注射にしてみた。同意書と連絡先の電話番号を書かされた。なにか問題が起きたら、すぐ電話が来るらしい。午前中に電話がなければ、手術決行。
ちなみに摘出した卵巣と子宮を欲しいと言ったが、見せてもいいけど、渡せないと言われた。

キャリーバッグごと預けてきたので、帰りは手ぶら。家に帰ってもネコがいない。ただいま、という気も起きない。トイレに行っても誰もついてこない。気楽だけど、なんか淋しい。とにかく無事に帰ってきますように。
昼になっても連絡ないから、手術したんだろう。午後になっても連絡がない。午後2時半頃に電話があった。午後2時に手術を実施、無事に終了したらしい。よかった〜。麻酔が覚めてから、しばらく様子を見るので、午後5時半に迎えに来るようにとのお達し。無事に麻酔から醒めますように。

午後5時半に迎えに行った。なかなか返してくれないし、会わせてくれない。まず血液検査やレントゲンを見せられ、説明される。レントゲンを見ると、まだ骨は引っ付いてないなぁ、などと思ってしまう。とりあえず健康体だけど、奥歯が少し汚れていて、歯肉炎の可能性もあるらしい。
ここで、重大発表があった。抜糸に来ないといけないらしい。それも日程が決まっていて、焦ったけど。偶然都合のつく日だった。良かった。さらに帰ってからの対応を色々説明される。今日は、体を冷やさないように。点滴で水分と栄養補給しているので、腹はさほど減ってないはず。なので、様子を見ながら少しずつ水や餌をあげる。具合が悪そうだったらすぐに連絡。鎮痛剤は翌日昼まで効いてる。普通に抱き上げても大丈夫。
で、ようやくネコが登場。黄色いエリザベスウェアを着てる。なんか可愛い。機嫌は悪くなさそう。こっちを認識してくれてる気もする。お金を払って、午後6時に無事に帰宅。

これで一安心と思ったら、キャリーバッグから出てきたネコは、フラフラしてる。後肢が踏ん張れないらしい。バランスをとるためか、尻尾を振り回していて面白い。でも、転けて、コロコロ転がる。面白いけど、少し心配になる。でもなんとかトイレに行ったし、餌も食べた。問題はないらしい。ただ、やたらと体を舐めてる。ウェアが気持ち悪いのか、手術後が気持ち悪いのか。とりあえず、早めに一緒に寝た。
午後10時に目が覚めた。腹が減ったので夕食作り。ネコは、かなり普通に歩いてる。そのうち、冷蔵庫の上にも飛び乗った。まだ本調子ではなさそうだけど、転ばないし、尻尾も振らなくなった。腹減ってるようで、餌をよく食べる。点滴はなんだったんだ?

という訳で、避妊手術は一段落。結果的に言えば、一番大変だったのは、前日午後10以降の絶食と、当日午前8時以降の絶飲。とくに絶飲といわれても、流しやトイレや風呂場で水を舐めかねないから、いろいろ気を遣った。
抜糸は9日後。この日はすぐに帰ってこれるらしい。確認忘れたけど、その日までエリザベスウェア着たままなのかなぁ?
●2024年1月14日 Twitter14周年

Twitterを始めて、今日(14日)から新年度15年目に突入。つまり、14年前の今日Twitterを始めた。が、昨年、Xになってしまった。哀しい。

丸十 四年でいくつtweetしたのか見ようと思ったら、2.4万件としか出てこない! インプレッションとかいらんのじゃ! アナリティクスをさっさとちゃんと動かしやがれ!Xめ!
で、ダメ元で、念のためTwilogを見に行ったら、復活してた! 嬉しい。過去の自分のtweetが見付けやすい〜。

丸十四年で24303tweetしてた。最初の一年に2922tweet、二年目は2674tweet、三年目は2494tweet、四年目は2188tweet、五年目は1827tweet、六年目は1667tweet、七年目は1534tweet、八年目は1387tweet、九年目は1436tweet、十年目は1291tweet、十一年目は1064tweet、十二年目は1431tweet、十三年目は1232tweetつぶやいた。そして、十四年目は1156tweetしてた。減り止まったかなぁ。

フォローしてるのは300名。13周年で273名、12周年で251名、11周年で240名、10周年で227名、9周年で209名、8周年で199名、7周年で201名、6周年で184名、5周年で180名、4周年で184名、3周年で167名、2周年で157名、1周年で143名。増加ペースが高まったまま。
フォロワーは、4604名。13周年で4266名、12周年で4029、11周年で3830名、10周年で3488名、9周年で3202名、8周年で2842名、7周年で2580名、6周年で2272名。5周年で1955名、4周年で1757名、3周年で1472名、2周年で1108名、1周年で659名。フォロワーの増加具合は、少し少なめ。でも、ついに4000名を突破。2年目に1000名、6年目に2000名、9年目に3000名、11年目に4000名。5000名到達は、17年目かなぁ。

ついに14年続いた。Xになってなんか不満。でもTwilog復活してくれたし、15年目も引き続きTwitter中心での発信を継続の予定。
Facebookは、今までどおり他人の画像や動画をリツイートするだけ。たださくねん10月からInstagramを始めた。そっちに以降する可能性もあるかも。
●2024年1月13日 岬町のウミウ今昔

今日は、岬町にウ類を観察に行った。3種揃い踏みの予定が、ヒメウには出会えず。でも、ウミウをいっぱい見られた。やっぱり深日港はカワウよりウミウの方が多い。長崎海岸でもけっこう飛んでたし、淡輪港にもいた。大阪府でこんなにウミウが見られる場所は、岬町しかない。でも、昔は違ったんだよなぁ。と感慨に浸る。

1987年の大阪府鳥類目録にはこう記述されている。
ウミウ:大阪湾南部の会場に少数が渡来するというが、カワウとの識別が困難で、確実にウミウだという記録は少ない。

1990年の大阪の野鳥VOL.5には、ウミウは掲載されていない。

2000年頃、大阪府鳥類目録の改訂の際、大阪で確実なウミウの記録があるかないかで名山された。結局、こう記述された。
ウミウ:大阪湾南部の海上に少数渡来するというが、カワウとの識別をされていないことが多く、1988年以降は確実にウミウだという記録はない。

2011年度に大阪鳥類研究グループが実施した大阪湾岸の水鳥調査(おもにカモメ類)の際には、友ヶ島でウミウらしき鳥が記録されたが、大阪府では記録されなかった。

が、その後、風向きが変わる。「大阪鳥類目録2016」にはこう記述されている。
ウミウ:大阪府では近年まで確かな記録がなかったが、2012年岬町で若鳥1羽が観察された。その後、岬町では毎年確認されている。

2020年度に大阪鳥類研究グループが実施した大阪湾岸の水鳥調査(おもにカモメ類)の際には、岬町で広くウミウが記録された。とくに深日港と淡輪港ではウミウの群れが観察され、深日港ではカワウよりウミウの方が多かった。今日観察したのとほぼ同じ状況。

なんで大阪湾に入るようになったんだろう? それとも単に識別できてなかっただけ?
●2024年1月12日 カワウとサギ類のいない河川

今日は、頼まれ調査を兼ねて、石川沿いを河南橋から石川橋まで歩いた。水辺の鳥がほとんどいない。臥龍橋の下流まできてようやくカワウやサギ類が登場し始めた。そこまでにはカワセミが少数いるくらいで、魚食性の鳥がいないってことになる。
魚がいないから魚食性の鳥がいない、って訳ではないはず。だとしたら、上流側の区間で暮らしている魚は、捕食者フリーの状態ってことになる。種数も個体数も行動も違って来てるんじゃないだろうか? 例えば、魚食性の鳥がいるエリアでは、魚は隠れてることが多いかど、いないとフラフラ泳ぎがちとか。ただ、いつでも鳥がいないとは限らないし、人の影響の方が大きいかもしれない。
ってゆうか、魚いるのに、魚食性の鳥がいないってのはどうしてなんだろう? むしろ鳥がいないエリアの魚は隠れてるからとりにくい。なんて可能性もあるかも。
●2024年1月11日 写真ギャラリーとバッジデザインコンテスト

1月最終日曜に恒例の博物館友の会の総会は、総会という名の通り総会議事があるのだけど、むしろそれ以外の企画がもりだくさん。昔昔は、講演会とバザー程度だったのだけど、いろんな企画を試しては、そのうちのいくつかが定着した。コロナ禍をかいくぐって生き残った企画に、自然史写真ギャラリーとラスターバッジデザインコンテストがある。
もともとは、写真コンテストだったのだけど、コンテストの人気投票にいちゃもんをつけてきた面倒な奴がいたので(有識者がちゃんと審査すべきと言われたと記憶する。人気投票で自分のが選ばれなくて不満だったんだと思う)、コンテストと違うわい!といい抜けるために写真ギャラリーという名前にかわった。で、あいかわらず人気投票をしてる。
ミュージアムショップのグッズのデザインを増やすためにはじめた企画が、Tシャツデザインコンテストとラスターバッジデザインコンテスト。Tシャツデザインは、グッズ化に結び付かないし、応募数も少なかったので、いつか廃れた。バッジデザインコンテストは、そこそこ応募があったので、綿々と続いている。ここの2年は、グッズ化もしている。

こうしたギャラリーもコンテストもある程度、出品作品がないと盛り上がらない。盛り上がらないと余計、出品作品が減る。という負のスパイラルが始まる。自分が主担当の頃は、アピールしまくって、出品作品を増やそうとした。が、担当から外れて、アピールしなくなった。担当者もさほどやる気のない年が続き、コロナ禍を機会になくなりかけてた、と思う。
でも、今回は、もう一度盛り上げてみよう、という話になった。こちらにも盛り上げ依頼が来たので、かつてみたいにアピールを強めてみた。
で、ずいぶん久しぶりだけど、自分も出品することにした。

なんとなれば、昨年9月にスマホデビューしたので、画像があるのである。バッジデザインもうまく丸く切り取れる画像を選べばいいだろう。可愛いネコの画像なんかいーーーーっぱいあるし。
という訳で、とりあえず可愛いバッジができて嬉しい。ネコは人気があるだろうから、ちょっとズルかもしれないけど。
●2024年1月10日 大阪府の公園の繁殖期の鳥類相の変遷

大阪市を除く大阪府の10ha以上の公園28ヶ所。そこに5年に一度、1回だけ行って、どんな鳥がいたかを記録してくる。事実上、ただのバードウォッチング。という調査も1998年に始めて、2023年で6回目。こんな簡単な調査でも繰り返すと、いろいろ分かってくる。

コンスタントに20公園以上で記録されるのは、キジバト、ツバメ、ヒヨドリ、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。不思議なことに、ドバトは最初の3回は20公園を超えていたけど、ここ3回は20公園を切っている。減ってるのかも。同じようにハシボソガラスもここ2回は20公園を切っている。
逆に、メジロは最初の2回は20公園を切っていたが、その後は20公園以上で記録されてる。コゲラも最初の4回は20公園を切り気味だったけど、ここ2回は20公園以上。
ともあれ、この12種はメジャー。

続くグループは、ハクセキレイ、ウグイス、エナガ。いずれも10公園以上、20公園未満。ハクセキレイはここ3回で10公園を超えてきたので、増加しているのだろう。エナガもそんな感じ。ウグイスは安定の10数公園。

他は、基本10公園未満のマイナーグループになる。
増加傾向が見てとれるのは、ここ3回記録されるようになったチョウゲンボウ。最初は1公園で記録されるかどうかだったのが、ここ2回は4〜5公園で記録されてるイソヒヨドリ。初回0公園が、その後ずっと増えて、今回12公園で記録されたキビタキ。初回0公園、2〜4回は5公園、ここ2回は10公園を上回ってるヤマガラ。といったところ。
あとここ3回記録されるようになったセンダイムシクイとクロツグミ、ここ2回記録されているサンコウチョウも気になる存在。
過去に記録されていたが、明らかに減少した鳥はあまり見当たらない。過去3回と比べて、最近3回の記録公園数が減ったのは、ヒバリ、セグロセキレイ、モズ、ホオジロといったところ。ただ元々の記録公園数が少ないので、誤差範囲と言えなくもない。今後のトレンドを注視したい。コシアカツバメやオオヨシキリのように、減ったような減ってないような微妙な傾向を示すものもいる。

大阪市内の公園は別枠で調査しているが、今後、このトレンドが大阪市内にまで波及するかが要注目。とくに増加している鳥が気になるところ。いまだキビタキもヤマガラも進出できてはいないが…。
●2024年1月8日 博物館実習3日目 子ども向けバックヤードツアーの対応付き

今日も、はくぶつかんたんけん隊&博物館実習。実習生にホネ洗いさせながら、日に6回来る子どもツアーの対応をする。今日の実習生は7人。ちょっと多い。

という訳で、今日は、
・実習生は午前はジャガー、午後はヒツジのホネ洗い。と思ったが、ジャガーが手強く、午後までかかってジャガーが8割しか洗えず。
・私は、ノスリの皮剥き(クロサギも用意してあったが、あっさり断念)。
・実習室に展示してあるのは、タヌキ1枚・テン1枚・イタチ1枚・トラ1枚の皮、トラの全身骨格。それに加えて、昨日洗ったアシカとヤギの全身骨格、昨日つくったオオタカの皮が加わった。

■午前:最初の班は、ノスリの胸を開けたところ。鳥好きがいたので、ノスリ脚とオオタカ脚の前面の鱗の違いを解説。皮に触らすの忘れた。胴体を概ね出した辺りで次の班。トラの骨では、もっぱら頭骨中心の説明で、顎関節と歯の話をすることが多かったが、この班では、頭以外のトラの骨も説明した。爪が人気だけど、股関節や肋軟骨も説明。最後の班は、胴体を出したところ。この班では、なぜかアシカの骨の話が多めになった。どの班でもトラの耳はどこ?で盛り上がる。

■午後:ノスリの頭を裏返しておき、最初の班には目玉を、次の班には脳を取り出してみせた。最後の班には、脚を裏返しているのを見せた。昨日洗ったアシカの骨は、歯が黒い、年寄りなので骨がゴツゴツ、団扇のような肩甲骨とネタが豊富。最後の班には、またトラの耳の話題。
●2024年1月7日 博物館実習2日目 子ども向けバックヤードツアーの対応付き

今日と明日は、はくぶつかんたんけん隊、というタイトルの小中学生向けの博物館のバックヤードツアー。毎年、ここに冬の博物館実習をぶつけていて、実習生にバックヤードツアーの研修から参加してもらい、バックヤードを知ってもらうと同時に、子ども向け行事の様子を知ってもらう機会にしている。
以前は、冬の実習生は、まとめてバックヤードツアーの行事に投入されてきたが、一昨年から2日間の各日、実習生の半分だけバックヤードツアーに投入し、残る半分は並行して行われる標本実習をしてもらうことになった。
今年の実習生は21名もいる。今日明日の標本実習担当は2人体制で、今日は6名、明日は7名がホネ洗い。ホネ洗いの監督しながら、鳥の皮剥きをしつつ、ツアーが来たら解説する。けっこう慌ただしい。

という訳で、初日の今日は、
・実習生は午前はアシカ、午後はミミナガヤギのホネ洗い。
・私は、オオタカの皮剥き(ハイタカも用意したけど剥けなかった。説明に使っただけ)。
・実習室に展示してあるのは、タヌキ1枚・テン1枚・イタチ1枚・トラ1枚の皮、トラの全身骨格。

■午前:午前は、最初の中学年は、予定時刻にやってこず、10分遅れて到着。腹に切れ目を入れたところで、待機。この班は、反応がいいと言えばいいのだけど、なぜか話しにくい。昨年来た子が数人いて、説明しても知ってると言われる。去年は黒くて大きい鳥がいた。と、よく覚えていること。2番目の高学年は、首を外した辺りで到着。高学年はいつも通り、反応が薄め。最後の低学年が一番反応が良くて話しやすかった。

■午後:午後も3回話をした。午前は、オオタカの皮剥き→トラの皮→トラの骨→中型食肉類の皮、という順番で話しにくかったので、中型食肉類の置く位置を変えて、2番目に持ってきた。話やすくなった。最初の中学年には、タカ2種の足の比較をしてみせた。2番目の高学年には、頭を裏返した状態で目玉を抜き出して見せる。最後の低学年の班には、内臓を見せた。トラの説明では、耳の穴はどこと思う?を3回繰り返した。これが一番盛り上がった。上に穴を探す子が多い。隣の皮で軟骨が伸びてるのを見せる、という形で説明もしやすい。
●2024年1月6日 2023年度の冬の博物館実習スタート

今日から、今年度最後の博物館実習、冬の一般コース5日間がスタート。連休の3日間の後、1日あけて2日間の日程。ここ数年の例年通りだけど、今年のパターンを記録しておこう。
今日は初日なので、本来なら1日オリエンテーション。博物館の概要を座学的に解説した後に、展示室、管理棟、収蔵庫を順次めぐるツアーに旅立つ。しかし、冬は違う。午後に明日明後日の行事の研修があるので、午前にオリエンテーション。管理棟と収蔵庫のツアーは研修でやるので、ツアーは展示室へ。

で、今日のスケジュール。
09:30 博物館実習スタート 出欠取って、名札を作らせて、友の会に入会させる。ブログの担当も説明(担当したブログを書いて始めて、実習を受けたと認めることを宣言)。
09:55〜11:15 博物館の間取り、沿革、事業内容(研究、資料収集、展示、普及教育)、友の会の説明。展示と普及教育でのコロナ禍の影響も解説。博物館に足りないものとして、お金、人手、スペース。
11:15〜12:25 展示室見学ツアー(常設展)。メンテナンスと来館者とのコミュニケーション(?)がメインテーマ。電気の球換えの難しさ、掃除のしにくさを中心に、ダメなケース、ダメな展示を紹介して、壊されやすい展示を説明して歩く。第5展示室では、展示の意図と、アナログのゲームや仕掛けのコストパフォーマンスを説明。 最後に博物館におけるミュージアムショップの普及教育的位置づけも説明。
(12:25〜13:00 昼休み)
13:00〜15:00 はくぶつかんたんけん隊の研修 ※担当は別の学芸員
15:00〜15:30 実習ノートの記入。

今日は、ドタキャンもないし、特筆すべきことが特にない。それが特筆すべきことかも。

実習ノートは学芸員とのコミュニケーションツールとして使うように指導してみた。御礼とか、勉強になったとか、ありがちな文言はつまらないので、面白いこと書くように言った。
●2024年1月5日 今年のレシピ2024

恒例の焼き芋。来年以降継続可能か問題もあるけど、継続しても今回を入れて、あと3回。と思ったら、いっぱい食べすぎて苦しい。今年もそのレシピを記録しておこう。
今年も昨年のレシピを見返して、反省点を活かしての準備をおこなった。素材をそのまま焼いたパターンと、いろいろホイルに包んでマリヤージュを楽しむパターンが混在。

・炙りソーセージ
今年も大ヒット。少し火が上がればすぐ喰えるのが良い。ベーコンやハム焼いてるのも美味そうだった。チキンナゲットは炙る意味が見えない。焼き鳥は時間がかかって大変そう。網焼きならいいかも。

・焼きバナナ
皮付きのまま放り込んで、皮が真っ黒になったら回収して、皮を剥いて食べる。今年は火力が強くて焦げがちだった。美味しかった。

・焼きミニトマトチーズ
ホイルに包んで、ミニトマト+クリームチーズ+ベーコン+アボカドに、塩胡椒を振った。美味しかったが、もっと塩を効かした方が良かった。

・焼き芋
サツマイモをホイルで包んで焼いた。今年は安納芋。焦げずに、とても美味く焼けた。バター乗せて、牛乳と一緒に頂いた。とても美味しい。2子は多過ぎ。

・リンゴとクリームチーズ
酸っぱいリンゴをスライスして、間にクリームチーズを挟んだのをホイルに包んで焼いた。あと載せでバター投入したけど、バターなくても美味しい。

・かしわと葱
かしわに、スライスした葱とマッシュルームをのせた。かしわに味噌を少しづつのせたのが、今年のポイント。とても美味しい。味噌味は、もっと使えそう。

・塩鮭と葱
塩鮭に、スライスした葱とマッシュルームをのせた。 醤油を少したらした。ちょっと味が足らなかった。
●2024年1月4日 年末年始の皮処理の終了目処

12月27日になめし液から皮20枚を出して、今日で8日目の処理。この年末年始は、1日も欠かさず皮の世話をした。元旦辺りにサボってる年もあったのに。だから綺麗にできてるって訳でもないけど、一定、処理が終わる目処は立ってきた。問題は、部屋を専有できるリミットの明後日1月6日に終わるかどうか。
ここまでの経過を振り返って、見込みを整理しておこう。処理が楽だった順に4ブロックに分けてみた。

○早く目処が立った9枚
 イタチ5枚、ハイラックス1枚、マーラ2枚は乾くのが早く、5日目に終わりの目処が立った。今日8日目時点で、イタチ4枚完成。残るイタチ1枚、ハイラックス、マーラも頭の一部と足先を残すだけ。もう放置しても大丈夫。

○早い段階で諦めた2枚
キリン2枚は、皮剥き段階からどんどん毛が抜けた。肉取り諦めて、そのままなめし液に投入。なめし液から出して、さっと洗って、肉をできるだけ除去(幸い脂肪は付いてない)。皮を触るほど毛が抜け続けるので、5日目時点で、板にする決断をして、首と脚を下りた段で放置。今日8日目時点で概ね固まってきた。

○割と順調で少し湿らせた3枚
シカ1枚、ヤギ1枚、ジャガー1枚は、順調なペースで乾いて来た。いずれも一部乾き過ぎて、少し湿らしたが、今日8日目時点で目処が立った。シカは頭、足先、腰回りが残るだけ。ヤギは白くするタイミングに悩んだが、今日擦ったらなんとなく許せる漢字になり、左前肢周辺だけ、再再度湿らせた。ジャガーは、足先と尾の一部以外完成。

○乾くの遅いけど、なんとか成りそうな3枚
エランド頭1枚、トラ1枚、アシカ1枚は皮が厚くてそもそも乾くのに時間がかかってる。そのため3日目から全部引っ繰り返して干しては、元に戻すを繰り返し、トラとアシカは5日目から引っ繰り返したまま、たたんで急に乾き過ぎないように。今日8日時点で、エランド頭は中央部が残る。トラは足先、尾の半分、頭、首が残る。アシカは前肢と胴体の中央部約半分が残る。終わるのは時間の問題。

○なかなか手を付けられなかったが、すぐ終わった1枚
テン1枚は脂肪が多くて引っ張れず、しかし6日目に初めて処理。7日目には終わる目処が立って、今日8日目に一通り擦ったら、完成した。

○なかなか手を付けられず終わる目処の立たない3枚
オオカミ1枚、タヌキ1枚、アナグマ1枚は脂肪が多くて引っ張れず。本日8日目に一部擦ったら、少し白くはなった。もう少し乾いてから全体擦って、白くならなかったら、もう一度湿らせて。って感じだろうか。

すでに完成した5枚と諦めた2枚に加えて、7枚はあと2日で終わる。エランド頭とトラとアシカも終わるかもしれない。オオカミ、タヌキ、アナグマは絶対終わらない。連休は非難させねば。

【追記】
1月5日 イタチ1枚、ハイラックス1枚、マーラ2枚も完成。
1月6日 ヤギ1枚、シカ1枚、ジャガー1枚完成。予定通り7枚はあと2日で終わった。予定通り3枚+3枚の6枚が残った。
●2024年1月3日 2024年の予言

1月3日は、この1年に身の回りで起きる出来事を予言する日。
コロナ禍で外れまくってきた。が、2023年は予測できる一年が戻ってきた。とはいえ、想定外のスマホデビューがあったし、予言から外したらネコとの出会いがあった。なんとなく神奈川と思っていた鳥学会大会あ、金沢だったし…。クジラのホネは頭を一段落させただけ、収蔵資料目録もまだ出来てない。かなりすっちゃかめっちゃか。でもまあ、あ、あとは予言通りだった。あまり残ってないけど。
ってことで、2024年を予言しよう。

お出かけ系予言だけど、かつては2回の学会大会と、友の会合宿について予言してきた。しかし友の会合宿はまだ復活せず、3月の学会はリモート。ということで、9月に東京都にいくであろう。とだけ予言しておこう。
イベント系予言としては、11月に自然史関連の大きなイベントが大阪で開かれるだろう。
調査系予言だけど。10年ぶり2回目の、大阪府のイソヒヨドリ・ムクドリ・ハッカチョウ繁殖分布調査が行われるだろう。あと、河川で繁殖・越冬する水鳥、ヌートリア、カヤネズミ、アカガエル、大和川水系でさまざまな調査が展開される。おそらく4月にその詳細が発表される。
標本系予言としては、今年こそ大きなクジラのホネのパズルができあがる。おそらくパズルの組立完成はまた先になるであろう。
執筆系予言としては、今年こそ日本最大の鳥の巣コレクションの収蔵資料目録も出版されるはず。

プライベートでは、今年は1年に100冊以上の本を読むだろう。とだけ予言しておこう。あとプライベートで話をする相手が出来ると予言してみたらどうかなぁ。ネコ以外で。
●2024年1月2日 鳥の日の成果2023

なにわホネホネ団の活動に「鳥の日」を設定することにしたのが、2012年9月。2013年からは、毎月1回、通常活動日(いわば哺乳類の日)の他に鳥の日を設定することにした。2023年の鳥の日の活動成果を集計しておこう。

2023年の鳥の日
・活動日:16日間(その代わり3月、5月、7月、12月は2日活動)
  内、西表島鳥類調査隊の活動はなし
・処理した鳥の個体数:117羽(皮剥きのみ、鳥の日以外の活動日の処理数は除く)(平均7.3羽)
  他に、骨取り+羽のサンプル採取の処理が4羽。
・のべ参加者数:159名(平均9.9名)
  内、見学者49名(平均3.1名)

というわけで、2023年も鳥の日の活動で、鳥の仮剥製が随分増えた。久しぶりに処理数が100羽を超えた。ただ1回当たりの処理数は、かつてと比べると少なめ。のべ参加者数は、一見かつてに戻ったが、2023年は異様に見学者が多く、見学者を除くと参加者数があまり戻っていない。それが処理数の少なさにつながっている。キンバト処理は中断のまま。
参加した人は、24人。これはけっこう多め。しかし、任せられる人が9名、他はさらなる修行が必要。もっと任せられる剥き手を増やす必要がある。

<過去の鳥の日の記録>
・2022年
・活動日:11日間
・処理した鳥の個体数:65羽(平均5.9羽)+骨取り2羽
・のべ参加者数:65名(平均5.9名)内、見学者9名(平均0.8名)

・2021年
・活動日:6日間
・処理した鳥の個体数:41羽(平均6.8羽)+骨取り2羽
・のべ参加者数:45名(平均7.5名)内、見学者6名(平均1.0名)

・2020年
・活動日:16日間
・処理した鳥の個体数:138羽(平均8.6羽)+骨取り4羽
・のべ参加者数:151名(平均9.4名)内、見学者10名(平均0.6名)

・2019年
・活動日:12日間
・処理した鳥の個体数:126羽(平均10.5羽)+骨取り8羽。
・のべ参加者数:132名(平均11.0名)内、見学者10名(平均0.9名)

・2018年
・活動日:12日間
・処理した鳥の個体数:166羽(平均13.8羽)+骨取り2羽。
・のべ参加者数:179名(平均14.9名)内、見学者28名(平均2.3名)

・2017年
・活動日:13日間(10月に2日活動)
・処理した鳥の個体数:170羽(平均13.1羽)+骨取り2羽。
・のべ参加者数:196名(平均15.1名)内、見学者34名(平均2.6名)

・2016年
・活動日:14日間(11月に2日活動)
・処理した鳥の個体数:172羽(平均12.3羽)+骨取り6羽。
・のべ参加者数:204名(平均14.6名)内、見学者28名(平均2.0名)

・2015年
・活動日:11日間(9月は活動なし)
・処理した鳥の個体数:125羽(平均11.4羽)+骨取り6羽。
・のべ参加者数:122名(平均11.1名)内、見学者19名(平均1.7名)

・2014年
 活動日:13日間(9月、12月に2日活動、10月は活動なし)
 処理した鳥の個体数:140羽(平均10.8羽)+骨取り19羽
 のべ参加者数:152名(平均11.7名)内、見学者25名(平均1.9名)

・2013年
 活動日:15日間(4月、9月、12月に2日活動)
 処理した鳥の個体数:225羽(平均15.0羽)
 のべ参加者数:205名(平均13.7名)内、見学者32名(平均2.1名)
●2024年1月1日 一年の計と昨年のプライベートの振り返り

大晦日の夜、本読んでいて、少し横になって、気がついたら年が明けていた。例年と同じパターン。朝少し遅めに起きて、ネコの世話して、歯を磨いて、シャワー。地元公園の鳥のセンサスに出かける。今年も年始一番になった(警備員さんを除く)
家に戻って、餅3個と、かしわと蒲鉾、ネギと大根と人参と牛蒡と舞茸で、雑煮を食べる。例年になく豪華、例年通りネギを焼くのを忘れた。再び出かけて、果実のチェック。
今年を逃した。パソコンの前に座っていたら、地震があった。SNS見たら、能登で震度7とあって知り合いが心配になる。
皮と戯れて、本年初日の仕事は終了。元旦だけど、館内には警備員以外に学芸員1人、なぜか学生も1人。地震があったという会話。
一年の計は元旦にあるとすると、今年は例年よりは人とのつながりがあるのかも。仕事にも励むのかも。

元旦なので、昨年のプライベートを振り返る。
まずは完全休養日。出勤せず、調査にも出かけず、学会大会や勉強会、あるいは委員会にも出席しなかった日を完全休養日と定義する。2023年は9日。なぜか2022年と同じ。忙しさも似たようなもんだった気がする。今年こそは、月2日は休むようにしたい。
9月に受けたガン検診は(2年連続で胃カメラは避けた)は問題なし。8月に受けた健康診断では、★が3つに減少。久しぶりに2年連続で血圧に★が…。も付いてしまった。一番気になるのは血糖値。昨年並みを維持ではあるけど、そろそろプロの意見を聞くべきか?
健康は食事から。ってことで、昼食に弁当を作った日を数えてみた。197食。200食を切ってしまった…。調査に出てる時は弁当なしで、ツバメ類調査に出まくってた4〜7月が少なめ。ついでに外食の回数はというと、9月の鳥学会大会で金沢に行った時の4回。あと、酒は鳥学会大会の懇親会等で2回で日本酒1/2杯程度か。宴会参加は懇親会とホネスマスと打ち上げ等で5回あったけど、1回しか呑んでない。

ちなみに糖質を減らすべく、糖質リッチなものを食べたら記録してみてる。果物を集計するのは面倒だし、米系とイモ系も多くて集計したくない。小麦粉系・砂糖系だけチェックすると、そば2袋、パン31つ、サンドイッチ12切れ、食パン2枚、バーガー3つ、マフィン4つ、ポンデケージョ4つ、タコス中1つ、ナン1枚、ピザ中3/8枚+中1枚、マカロニ1つ、おはぎ小1つ、シフォンケーキ1/2ホール、バターケーキ1/8ホール、バームクーヘン1/8ホール、生クリームクレープ1枚、マシュマロ大1つ、クッキー1つ、クラッカー1枚、ラムネ2粒、飴1個、チョコ2粒
昨年と比べると、パンが半減した。コロナ禍終わって、宴会復活、体験企画も復活、こうしたイベント時がやはりポイント。親切でもらうと断り切れないしなぁ。
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