博物館の行事の報告


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●テーマ展示 ギャラリートーク「絶滅危惧種 東南アジアの霊長類 〜奥田達哉写真展〜
日時:2023年3月11日(土) 13:00-13:55
場所:大阪市東住吉区 大阪市立自然史博物館ナウマンホール
参加者数:16名


 開始の声かけして、写真家さんに振るだけのお仕事。あとは写真家さんが話し続ける感じ。最初から13名いて、その方はずっと最後まで聞いていた。途中で多少出入りがあって、最終的には16名。
 午前の鳥の観察会でアナウンスした。その流れで参加したとおぼしき人が3名。他に友の会会員が3名ほど。残りの方は、知らない人だった。どうもサルの研究者が混じっていた様子。

 話の内容は、撮影の苦労話が半分。残りは、サルの生態の解説と、絶滅危惧の状況の解説。
 テングザルから始まって、アカアシドゥクラングールまでで20分。デラクールラングール、オランウータンまでで、40分。テナガザル3種、メガネザル、ブタオザル、ダスキールトン。結局12種全部解説した。

 終了後、サルに詳しい人を交えて、さらに1時間。サルの写真の前で話をしていた。
●植物園案内・動物編「花と鳥
日時:2023年3月11日(土) 10:00-11:55
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:29名(当日受付)(補助スタッフ0名)


 今日は花と鳥の観察会。花にくる鳥と言えば、おもにヒヨドリとメジロだからね。と宣言してから出発。
 まずは、大池でカワウの巣づくりを見ながら、カワウの繁殖について説明。その途中でカワセミが出現して、近くにとまったので、そちらを観察。カワセミが飛んで行ってからツバキ園へ。
 ツバキやサザンカの花粉媒介はけっこうヒヨドリがメジロが活躍する話をしながら、花に来てる鳥を探すがおらず。続いて、ツバキ園の南のウメに立ち寄るが鳥はおらず。サンシュユやボケの花も見に行く。ヒヨドリらしき食痕はあるが、鳥はおらず。上空をタカが2回飛んだ。
 花に来る鳥は諦めて、再度大池へ。近くからカワウの巣を観察。コガモやコサギを見ていたら、小鳥の群れが飛んで行く。レンジャクだ!続いてさらにレンジャクの群れが2つほど飛んで行く。が、見失った。
 二次林でコゲラを見てから、ツツジ山へ。そこにヒレンジャクが10羽ほどいた。頑張って探すもキレンジャクはおらず。落ちたセンダン果実をヒヨドリの群れが食べていた。小池の北を通って、アジサイ園から大池へ。その途中で、イスノキの虫こぶをつつくコゲラに遭遇。さらにトラツグミの羽根の散乱を見つけた。
 三度、大池へ。オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモなどを観察。コイが産卵していた。大池の西に回る途中で、アオジを少し観察、ムクドリの群れを追い散らすシロハラも観察。
 ポーチに戻って、まとめをして解散。と思ったら、再びヒレンジャクの群れを見つけて、しばらく観察した。そのまま流れ解散。

 観察した鳥:オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、コサギ、バン、オオバン、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、ヒレンジャク、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、トラツグミ(羽根)、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ(30種)
●植物園案内・動物編「冬の羽根ひろい
日時:2023年2月25日(土) 10:00-11:55
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:40名(当日受付)(補助スタッフ1名)


 今回も当日受付での実施。遅刻者が数人いて、名簿に名前を書いてない人がいそう。

 行事終わったら、手を洗うことと、衛生上の注意、鳥インフルエンザについての解説をしてから出発。
 まずは、博物館のすぐ裏手をウロウロ。カラス、ドバト、キジバトが早々に拾えたので解説。しばらくすると、ヒヨドリの羽根がまとまって落ちていたので、みんなで拾う。ムクドリっぽい羽根も拾え(終わってから図鑑で確認)、トラツグミの羽根も1枚拾われた。
 大池の鳥を少し観察しつつ、(銀タマゴだらけで羽根が拾えない)照葉樹林の北側を通過して、マグノリア園へ。カラスの羽根しか見当たらず。(白タマゴだらけで羽根が拾えない)ユーカリ園を通過して、再び大池へ。カモ類やカワウを少し見て、大池東側のコキアのような枯れ草がしげるエリアへ。枯れ草に水鳥のフワフワの羽根が多数絡まってる。みんな採ってきてくれるのだけど、カモ類のダウン的な羽根ばかりで、同定が難し過ぎる。早々にツツジ山方面に離脱。
 ツツジ山から小池の北側への間は、ハイタカの羽根が1枚拾われた以外は、カラスとハトの羽根ばかり。下を見て歩いているので、タネの話を交える。上空をタカが飛んだらしいが、見逃した。
 小川沿いを抜けて、三度大池へ。仕方がないので、水面に浮いてるカモの羽根について話をする。カルガモ以外は、ほぼ同定出来ない。
 大池の西側を回って、ポーチに向かう。大池の北西側のクスノキの下で、ハトの羽根が多数落ちていて、ツグミの羽根も拾われた。羽根拾いに適した場所を見つけた感じ。
 ポーチに戻って、まとめとして、羽根の保存方法と洗い方を説明。子ども達が盛んに羽根ペンと言っていたので、羽根ペンの作り方と、秋の友の会秋祭りの宣伝をして、解散。最後にもう一度衛生上の注意をするのを忘れた。

 観察した鳥:オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、バン、オオバン、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アオジ(26種)
 拾った羽根:マガモ?、カルガモ、ドバト、キジバト、カワウ、コサギ?、オオバン、ハイタカ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ(15種)
●植物園案内・動物編「公園の冬鳥
日時:2023年1月28日(土) 10:00-11:50
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:51名(当日受付)(補助スタッフ1名)


 約3年ぶりに申込みではなく、当日受付での実施。

 最初に大池に出ようと歩いているとコゲラが出現。大池では、まず手前のカルガモ、マガモ、ホシハジロを解説。それから、対岸のカワウとその営巣を観察。巣材をとって運ぶ様子も観察できた。
 大池沿いに歩きつつ、ハクセキレイ、アオサギ、カイツブリなどを観察。休憩所の北側から再びカワウの営巣を観察。ヒナの声と姿、白くなってる様子を観察。給餌や繁殖期についても解説した。オオバンが姿を見せたので観察。
 このままではカワウの観察会になってしまうので、二次林に向かう。が、鳥がおらず。ツツジ山に登ってアトリを探すも見つからず。シジュウカラだけ観察して降りてきた。小池の北からアジサイ園で、ヤマガラとエナガを観察。
 三度大池へ。マガモ、オカヨシガモ、バンを観察。するとカワセミが出現。見えるところを移動してくれたので、大部分の人が観察できた。橋を渡って、ポーチへ戻る。
 まとめをして解散。

 観察した鳥:オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、バン、オオバン、カワセミ、コゲラ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ(26種)
●月例ハイク「淀川上流部の石と動物さがし
日時:2023年1月15日(日)
場所:京都府大山崎町 阪急大山崎駅〜桂川右岸〜(桂川沿い)〜水無瀬川・桂川合流〜三川合流〜(淀川沿い)〜高槻市上牧〜阪急上牧駅
参加者数:61名(申込み85名、全員当選)(非会員の参加者は1名)


 申込み締め切り日の夕方時点での申込者数は、70名だったので、出席率7割でも参加者数は50名と考えて、世話役で相談して、広い昼食場所があるので全員当選を決めた。早速、当選の返信を送ってしまった。
 最後に駆け込みの申込みが多く、結局参加者数が想定より多くなってしまった。ただし、集合場所、昼食場所、解散場所、コースのいずれも広かったので、問題はなかった。
 天気予報は、雨から曇に変わった後、午後に小雨がぱらつくという予報になった。午前中は大丈夫そうなので、実施を判断した。前日が雨だったので、水無瀬川の水量が懸念されたが、それは現地で判断することにした。

 2022年12月26日に、世話役の友の会評議員2名と下見。他に地元の学芸員1名と哺乳類屋さん1名が来られた。
 砂礫地に降りられる場所が限られ、結局、水無瀬川・桂川合流点で観察することに。この場所は広く、トイレも近いので、昼食もここでとることにした。
 淀川沿いのコースを少し行ってみたが、大勢での観察会には向かないので、三川合流より下流側は、土手沿いの広い道を行く事にした。ノスリがよく飛んだ。哺乳類は、カヤネズミの巣はあまり見つからなかったが、タヌキなどの足跡はあちこちで見られた。

 本番の集合時刻の45分前には、大山崎駅前には他の登山の団体が数十人集まっていたが、こちらの参加者が集まる頃には出発してくれて助かった。駅前で挨拶して、出発。
 171号線を信号で渡るのは2グループに分かれた。高水敷に降りる斜面は、おおむね全員問題なかった。哺乳類のフィールドサインや、鳥を探しつつ、ノイバラの果実を味見しつつ、下流へ向かう。鳥の初心者が多く、ウグイスやアオジ、ツグミで充分間が持った。
 水無瀬川に降りるところで少し手間取る。高架の下側にあるハチの巣やコシアカツバメの巣の痕跡を観察。モクズガニのバラバラ死体がけっこう落ちている。
 水の枯れた水無瀬川の中を桂川合流点まで歩く。大きめ段差が2ヶ所ほどあり、小さい子どもと年配の方が苦労していた。が、なんとか全員突破した。無理な方には、上の道路沿いを歩いてショートカットも提案していたが、そちらに行ったのは1名だけ。
 水無瀬川・桂川合流点で、石の観察と鳥の観察。ミサゴがとまっていて、カンムリカイツブリが間近に見られた。そのまま昼食。昼食後、グラウンド横でトイレ休憩。その間にモグラの穴を観察。
 午後は、隊列が前後に分かれてしまった。前半はあまりなにも見ずにどんどん進んだ感じ。後半は、モズのはやにえをたくさん観察した。途中、子どもがこけて擦りむいて、消毒をした。
 上牧のところで、子どもを中心に水路脇におりて、淡水貝の貝殻を観察。その後、上牧駅まで歩いて、簡単にまとめをして解散。

 観察した鳥:オカヨシガモ、カルガモ、コガモ、カワアイサ、カンムリカイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、ミサゴ、トビ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、アオジ(33種)
 その他観察したもの:モズのはやにえ、コシアカツバメの壊れた巣、バラバラのモクズガニ、コガタスズメバチの古巣
●植物園案内・動物編「秋の渡り鳥2
日時:2022年10月22日(土) 10:00-12:00
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:23名(申込み41名、全員当選)(補助スタッフ1名、見学スタッフ1名)


 鳥の渡りのシーズンも後半で、大阪を通過していく鳥の渡りはそろそろ終わり。なので、ヒタキ類はあまり期待できない。一方、冬を大阪で過ごす鳥の渡りが始まっていて、そろそろ冬鳥が到着しつつある。
 希望者に双眼鏡を貸し出してから、出発。

 最初に大池に出て、対岸のコサギ、アオサギ、カワウを観察。カワウの一日について解説。カイツブリでは、尾羽がないのを観察。
 照葉樹林の南を通って、コスモス畑へ。ヒタキ類を探すもおらず。ハーブ園のところでジョウビタキを発見。雄雌1羽ずつ。シルエット気味だけど観察していたら、上空をチョウゲンボウが飛ぶ。ヘメロカリス園ではモズの高鳴きを観察。尻尾を回していた。ユーカリ園の横を歩くカラス2種を観察。
 再び大池に出る。芝生でハクセキレイ、対岸のスイレンにのるバンを観察。カワウが木にうまくとまれず、3回まわってるのを見てたら、100羽程度の小鳥の群れが飛ぶ。どうもアトリっぽい。半島にとまったので、あとで見に行くことにする。
 二次林の横で、ハシブトガラスが落としたナンキンハゼを観察。説明してたらハシブトガラスが枝を落としてくれた。二次林の中で大型ツグミ類の声がいっぱい。なかなか姿が見られず、1羽だけ見つけたのはシロハラだった。二次林の北の元ボタン園のムクノキを観察するも鳥はいない。ツツジ山、小池、アジサイ園の北側をまわるが鳥がいない。ドバトの羽根が散乱してるのを見つけた程度。
 三度大池へ。新たな鳥はいないから、ガマの穂で遊ぶ。半島に行ってみたけど、小鳥の群れはおらず。大池の西側を通ってポーチへ戻る。
 まとめをして解散。

 観察した鳥:カルガモ、カイツブリ、ドバト、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、バン、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ジョウビタキ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アトリ(25種)
●植物園案内・動物編「秋の渡り鳥1
日時:2022年9月24日(土) 10:00-12:00
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:56名(申込み77名、全員当選)(補助スタッフ1名)


 鳥の渡りのシーズンなので、ヒタキ類やムシクイ類を探します。といいつつ、確認したら、バードウォッチング初心者多めだったので、双眼鏡の使い方を軽く説明。うまく鳥が見られない人は途中ででも言って下さい。と言ってから出発。

 双眼鏡使えないとヒタキ類は見れないので、最初に博物館の前でスズメとドバトで練習、ついでに解説。大池に出て、対岸のコサギ、カワウ、カイツブリで双眼鏡の使い方の練習、そして解説。
 博物館東側から照葉樹林南側で、メジロ、キジバト、シジュウカラを見つけるもあまり見えず。バラ園南側を歩くも鳥がおらず、ユーカリ園経由で、再び大池へ。今度は近くでコサギとカワウを観察。カワウの暮らしを解説。するとカワセミ出現。みんなで観察しようとしたら、飛び去る。
 二次林で鳥を探すが、オオルリが少しでたのみ。諦めてツツジ山へ。すると、シジュウカラやヤマガラ、コゲラ、メジロ、そしてヒタキ類がウロウロ。エゾビタキ1羽がとても見やすい場所にとまってくれて、多くの人が見られた。
 小池の北からアジサイ園経由で、三度大池へ。行く途中で、再びエゾビタキを発見。またゆっくり観察できた。そして、三度大池へ。大池沿いを歩いているとツツドリが出たが、先頭の数人しか見られず。橋をわたって博物館のポーチに戻る。
 この季節なら、家の近所の緑地でも同じような鳥が見られることと、来月の観察会を宣伝して解散。

 双眼鏡を持っていない参加者がいたので、コロナ禍ではあるが、双眼鏡を貸し出した。

 観察した鳥:カイツブリ、ドバト、キジバト、アオバト(羽根のみ)、カワウ、アオサギ、コサギ、ツツドリ、カワセミ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、オオルリ、エゾビタキ、スズメ(20種)
●室内実習「ホネ標本の作り方(大人向け)
日時:2022年9月18日(日) 10:00〜16:30
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
参加者数:18名(申込み24名、全員当選)(スタッフはなにわホネホネ団から団長、団員の合計2名)


 高校生以上で募集。定員に余裕があれば小中学生も受け入れることとしていた。申込みが定員を超えなかったので、小中学生を含めて申込者全員当選。申込み時点で、小学生4名(2年生1名、4年生3名)、中学生1名、高校生2名。例年遠方からの参加者がいたが、今回は、京阪神からの申込みしかなかった。
 新型コロナウイルス感染症対策は、マスク着用と当日の検温。控え室に会議室と旧実習室の2室を設定。午後からは、換気のため実習室の窓を開けた。
 参加費は、500円設定で、申込みが少なかったので値下げはなし。材料はホロホロチョウと比内地鶏の頭(ホロホロチョウは2年前に用意して余っていたもの)。

 午前中は、一人に一つずつホロホロチョウか比内地鶏の頭を配り、薬品を使わずに、皮をむいて、舌・首・目玉をはずす。軽く煮て、できるだけ肉取り。そしてパイプスルーにつける。正午を少しまわった。
 午後は、パイプスルーから出した頭の肉をさらに肉取り約1時間。頭をオキシドールに浸けている1時間の間に、休憩をはさみつつ、目玉と舌の処理を進める(例年行っているバックヤード見学は行わなかった)。
 過酸化水素水から出した後、さらに軽く肉取りしてから、発泡スチロールに形を整えて固定。持って帰ってからの乾燥と保存方法を説明、博物館友の会となにわホネホネ団の宣伝をして解散。予定より30分オーバーして終了。

 5つのテーブルに参加者は最大4人ずつ。人数が少なかったので、比較的目が行き届いた。
 かなり多くの人が、涙骨を外していて、前でスタッフが接着した。とれた涙骨の片方を無くした人が2名。
 参加者にはキッチンバサミに限らず小ぶりのハサミを持ってくるようにアナウンスした。例年より使えるハサミが多かったが、結局こちらが用意したハサミを使った人が多かった。
●植物園案内・動物編「はじめての鳥の羽根ひろい
日時:2022年8月27日(土) 10:00-12:00
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:27名(申込み87名、当選57名)(補助スタッフ1名)


 鳥にとって換羽と渡りが交錯する季節であることを説明。拾った羽根の衛生面の説明、及び保存の仕方は最後に話すと宣言。羽根の拾い方、見つけたら見せてくれるよう言ってから出発。

 最初は博物館の裏の林。大部分は草ボウボウだが、北の一部エリアのみ羽根が拾える。それでもカラスに加え、ハト類2種、そしてヒヨドリの羽根の散乱が見つかる。
 照葉樹林は、 通路以外は草ボウボウになっていて、ほとんど羽根が拾えない。仕方が無いので、南側の道沿いで探す。あまり見つからない。バラ園を抜けて、ボタン園の南側でけっこう羽根が拾えた。ユーカリ園は、白い大きな卵で埋め尽くされて、カラスの羽根しか見つからない。それでもカラスの各部の羽根の説明ができて、構造色の美しさも見てもらえた。大部分ハシブトガラスだったが、一部はハシボソガラスもあった。
 大池に出て、カワウを観察。珍しくササゴイがいた。カワセミも飛んだが、ほとんどの人は声を聞いただけ。カワセミ探しはすぐ諦めて、二次林へ。あまり羽根は拾えないまま通り抜け、ツツジ山から小池の北側で。そこで小さい子がタカの羽根を1枚拾った。盛り上がっていたら、周辺で次々とタカの羽根が拾われた。多くの参加者がタカの羽根を手にできたと思う。こんなことは初めて。
 再び、大池に出て、再びカワウを説明、アオサギも説明。橋をわたって博物館のポーチに戻る。
 衛生上の注意(手を洗おう!)、羽根の洗い方(浸け置き洗いしてから風を当てて乾かす) 、羽根の保存の仕方(しっかり乾燥させて、防虫剤と一緒に光の当たらない場所で。採集日・採集場所のメモを付けよう!)を説明して解散。

 今年度から昼間は邪魔なだけの物があちこちに設置されていて行事がしにくい。いつも多くの羽根が拾われた2つの林は、通路が設定されたため、通路以外を歩く人が減り、通路以外は草ぼうぼう。やはり羽根拾いがしにくい。昼間の植物園利用の邪魔になっているのは明らか。

 拾えた羽根:ドバト、キジバト、アオサギ、オオタカ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ(11種)
 観察した鳥:ドバト、キジバト、カワウ、ササゴイ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、カワセミ、コゲラ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、スズメ(14種)
●室内実習「ホネ標本の作りかた(未成年向け)
日時:2022年8月14日(日) 10:00〜15:45
場所:大阪市立自然史博物館 実習室
参加者数:20名+部屋に入った付添7名(申込み45名、当選24名)(スタッフは学芸員1名、なにわホネホネ団から団長、団員1名の合計3名)
(参加者は中学生6名、あとは小学生)

 ここ数年、毎年夏休みにホネ標本をつくる実習を実施してきたが、コロナ禍になって、2020年は中止、2021年はリモート実施。今年は3年ぶりの対面での実施となった。ただし、スタッフと付添を含めて定員36名を守る必要があり、参加者は募集人数通り24名とした。そのため子どもが15名も落選した。また、付添は1グループにつき1名だけと案内した(それでも全員に付添が付いたら定員をオーバーするが、幸い多くの保護者は付添を控えてくれた)。

 例年通り、ニワトリの手羽先標本を作製。食材として売っている地鶏(今年は近江プレノワールと比内鶏)を購入して材料とした。
 参加費は、返信には500円としたが、当日400円に値下げした。

 一人に一つずつ手羽先を配り、皮をむいて、主だった肉を取り除いたら、軽く煮てあとはさらに肉取り。そしてパイプスルーにつける。さらに肉取り。過酸化水素水で漂白。黒い板に取り付けて持って帰るという内容。パイプスルーの間に昼食をとり、漂白の間に板に色を塗ってから(今年は一斉に塗った。色は黒以外に、空色、青、セピア色の4色)、バックヤードのホネ標本作りの施設を案内。
 人数が少なかったので、6テーブルに参加者が3〜4名。3人のスタッフが適宜全体を見てまわった。午前中は子どもが自分で作業していたが、午後は我慢できなくなった保護者が手を出しているケースが目立った。
 最初に取り除いた主な肉は、例年なら回収して昼食に食べていたが、今年はコロナ禍なので回収してスタッフが食べた。
 肉取りの道具は、骨抜き用のごついピンセットとキッチンバサミ。持ち物にキッチンバサミを入れていたので、みんな持ってきていた。
 最後に、持ち帰った後の処理の仕方(にじみ出てくる脂肪対策、乾燥のさせ方)、他の材料での骨格標本の作り方の説明と、なにわホネホネ団の宣伝をした。

 人数が少なて、個々の参加者に目を配りやすかった。今年の参加者は、集中が切れず最後まで作業できる子が多かった。キッチンバサミ持参だったが、大きすぎるハサミや切れないハサミがいくつもあったので、貸し出した。子どもの手のサイズにあった小さいハサミを、百均で新しく購入して持ってきてもらった方がいいかもしれない。
●やさしい自然かんさつ会「ツバメのねぐら
日時:2022年8月6日(土) 17:50-19:30
場所:奈良市 平城宮跡
参加者数:雨天中止だったが30名集まってしまった(申込み214名、当選152名)(補助スタッフは3名お願いしていたが、行事中止とともに現地に来ないように連絡した)


 前日から、午後は各地でゲリラ豪雨があるでしょうという予報であった。当日は、行事開催地での降雨予報を見ていたが、気象庁もウェザーニューズも、午後6時頃、奈良市西部で雨が降るという予報。また朝から奈良市には雷注意報が出ていて、正午には奈良市に大雨注意報も発令された。
 100人以上の親子連れを集めての行事であり、平城宮跡は開けているので雷は怖い。こうした点を鑑み、行事の中止を午後1時前に決定した。
 ただちに留守番電話をセットし、補助スタッフをお願いしていた3人に連絡。

 担当者は、念のために集合時刻に集合場所に待機した。大部分の当選者は、留守電を確認したようだが、留守電を確認しなかった30名が集合場所に集まった。行事の中止を連絡しつつ、雨が降らなければ、このままツバメのねぐらを観察して帰るつもりなので、もし一緒にご覧になりたい方がいたらどうぞ。と案内した。ただし行事ではないので、
 ・保険がかからない。
 ・資料はない。
 ・参加費は不要。

 結果的に、集まった30名と一緒にツバメのねぐら入りを観察することになった。ツバメが集まるのを待っている間に、ツバメの集団ねぐらについて、解説もした。ツバメのねぐら入りが終わるまで、雨は一滴も降らなかった。ただし、日没時刻頃から、少し南では強い雨が降っていた様子。また雷も鳴っており、距離はあったが稲光も見られた。雷の危険性はあったわけで、行事を中止にした判断は正しかったと思われる。

 観察した鳥:カワウ、コサギ、ハシブトガラス、ツバメ、ヒヨドリ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、カワラヒワ(9種)
●テーマ別自然観察会「高槻のカエルさがし
日時:2022年6月19日(日) 10:16-14:19
場所:大阪府高槻市 萩谷総合公園〜摂津峡〜原〜上の口バス停
参加者数:36名(博物館17名+あくあぴあ19名)(博物館:申込み109名、25名当選、あくあぴあ:当選20名)(スタッフは他にあくあぴあ側からD学芸員、補助スタッフ1名)


 過去2年は、コロナ禍で参加者募集すらできてなかった。3年ぶりの実施は、コロナ禍が終わっていないことを配慮して、定員をあくあぴあと大阪市立自然史博物館それぞれ20名とした。
 コースは、摂津峡から上流に抜けるコース。6月9日にスタッフ3人で下見。谷筋のコースは通れるようになっていたが、萩谷綜合公園内で、下の池に抜ける木道が通行止めになっていた。また、昼食ポイントから尾根筋でトイレに行く道も通行止め。

 高槻市立自然博物館あくあぴあ芥川との共催行事。高槻市営バスに、(あくあぴあ芥川の担当者が)行きの臨時便を手配。人数が少ないので、臨時便1台に余裕で乗れて、ほぼ全員座れた。手配したのは、行きだけだったが、解散のバス停とおおまかな時間帯を聞かれ、行ってみると帰りの臨時便も手配してくれていた。

 JR摂津富田駅に集合、萩谷総合公園バス停まで移動。萩谷総合公園バス停で、トイレタイムを入れてから挨拶。高槻市ではモリアオガエルとカジカガエルは採集禁止であること、禁止でなくてもカエルの飼育は難易度が高いこと、保護者に面倒をみる覚悟がないなら(子どもはすぐに厭きるから)放して帰るように、絶対に持ち帰って家の周辺で逃がさないように注意してから出発(同じ注意を、その後、昼食後、水田で遊んだ後、解散時にも行った)。何人かは、最低限のカエルやトカゲを持って帰っていたが、飼育する覚悟はできてる様子だった。
 昼食場所でトイレに行くのが大変なので、萩谷総合公園でトイレをすませておくように繰り返しアナウンスした。それでも1組の参加者が、昼食時にトイレに行って、あとで合流していた。

 萩谷総合公園の2つの池にモリアオガエルの卵塊が、それぞれ6つ、10以上とまあまあ見られた、池に落ちて浮いている卵塊も観察できた。最初の池にはイモリもいた。しかし萩谷綜合公園では、他にヌマガエルが1匹見つかったのみ。
 昼食場所に向かう谷筋では、ほとんどカエルの姿がなかった。
 例年昼食場所に使っているところで、昼食を食べて、カエル探し。わずかにタゴガエル1匹とトノサマガエル2匹、カジカガエル1匹が見つかったのみで、大部分の子どもはカエル探しを諦めて、サワガニを採っていた。仕方がないので、ヒバカリ、ババヤスデなどを観察した。モクズガニが出現したというが、逃げられたらしい。
 白滝から摂津峡を上流へ向い、摂津峡を出たところでトイレタイム。原の最初に出会った田んぼで、ヌマガエルを観察。
 上の口バス停に上がるところの田んぼで時間をとって、田んぼの生き物をいろいろ観察。ようやく子ども達はカエル採りができていた。ほぼすべてヌマガエルで、ニホンアマガエル幼生、マルタニシ、スクミリンゴガイ、カワニナ、タイワンシジミ、カブトエビ、ホウネンエビ、カイエビなども紹介。
 上の口バス体でまとめをして解散。

 博物館側の参加者は17名だが、欠席連絡のなかった当選者は全員出席していた。

確認した両生爬虫類
ニホンアマガエル、ヌマガエル、タゴガエル、トノサマガエル、モリアオガエル、カジカガエル、アカハライモリ、ヒバカリ、ニホンカナヘビ、ニホントカゲ

確認した鳥類
コゲラ、アオゲラ、サンコウチョウ、ハシブトガラス、ヤマガラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、メジロ、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、スズメ、カワラヒワ、ホオジロ

観察したその他の動物
カブトエビ類、ホウネンエビ、カイエビ類、ヌマエビ類、サワガニ、モクズガニ、タイワンシジミ、カワニナ、マルタニシ、スクミリンゴガイ
●テーマ別自然観察会「ため池の鳥の巣
日時:2022年5月29日(日) 10:00-13:00
場所:大阪府岸和田市 久米田池
参加者数:35名(申込み54名、全員当選)(補助スタッフはいなかったが、参加者のTさんが受付などを手伝ってくださった)


 JR久米田駅から久米田池に行って、半時計回りに一周して戻ってきた。当初、昼食をとってから、少し観察して、解散の予定だった。しかし、5月とは思えない真夏日の予報だったので、熱中症のリスクを避けるべく、昼食は食べずに、一周観察して駅に戻って、比較的涼しい内に解散した。

 昨年は、カンムリカイツブリが繁殖していたが、今年は姿もなかった。バンは繁殖していると聞いていたが、見つけられなかった。例年より水位が数10cm高かったので、その影響があったかと思われる。
 カイツブリの巣はたくさん見られたが、ヒナには出会えなかった。ただ、卵が載った放棄巣が3つあった(卵はいずれも1つで、色は、白、白、茶色)。水位があがって、沈むか流されるかしたのかもしれない。
 オオバンの巣は2つあった。内、1つは、岸近くのウッドデッキの下。子ども達が、ウッドデッキのすき間からのぞきに行き、親鳥を驚かせてしまった。その場を離れたらすぐに巣に戻ってきたので事なきを得たが、子ども達を止めるべきだった。おかげでオオバンの卵も見られたが…。
 南岸のヨシ原では、オオヨシキリが何羽も、盛んに囀っていて、姿もゆっくり見られた。イソヒヨドリも2回出現して、みんなで観察できた。

 観察した鳥:ホシハジロ、ドバト、キジバト、カイツブリ、アオサギ、オオバン、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(16種)
 観察した両生爬虫類:アカミミガメ、スッポン
 観察した甲殻類:モクズガニ
 観察した貝類:スクミリンゴガイ(卵塊)
●植物園案内・動物編「公園の鳥の巣
日時:2022年5月28日(土) 10:00-12:00
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:52名(申込み73名、全員当選)(補助スタッフはいなかったが、参加者のTさんが受付などを手伝ってくださった)


 公園で繁殖する普通の留鳥の、鳥の巣や巣立ちビナなど、繁殖の様子を探すことを宣言してから、出発。最初にポーチのスズメの巣の観察。続いて、下見の時に見つけた博物館北側のコゲラの巣を見せる。
 大池に出て、カワウの繁殖の説明。ドバトがディスプレイしていたので、観察&解説。
  照葉樹林の南側を経由して、ハーブ園の南側へ。ここで再びコゲラの巣を間近に観察。シジュウカラが営巣する樹の穴についても説明。ハシブトガラスの巣を見ていたら、大きな巣内ビナがいた。親鳥がこちらを見に来たので、カラスの巣とのつき合い方の解説。
 再び大池へ。間近にカワウの巣を観察。いつものカワウが地上でうまく動けない話をする。
 二次林を通り抜けて北側へ。シジュウカラの巣立ちビナと、コゲラの家族群に遭遇。
 三度、大池へ出て、半島のハシボソガラスの巣を観察。ポーチに戻って、まとめをして解散。

 観察した鳥:ドバト、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ(15種)
●テーマ別自然観察会「山の鳥の囀り
日時:2022年5月22日(日) 10:19-14:13
場所:大阪府東大阪市 生駒山上駅〜ぬかた園地〜なるかわ園地〜枚岡駅
参加者数:42名(申込み81名、50名当選)(補助スタッフはいなかったが、参加者のTさんが受付などを手伝ってくださった)


 生駒ケーブルの山上駅集合だった。普通は1時間に3本なのだが、(山上遊園地に向かう)乗客が多いため、便数が1時間6本に増発された。それでも下の駅は長蛇の列ができていて、なかなか乗れない。ということが、たまたま遅刻しそうな参加者が、間に合ってる参加者に電話をくれたので判明した。そのため、出発を遅らせて、ケーブルカーを2本待った。参加者は全員合流できたと思う。

 生駒山上駅から山上遊園地を抜けて、ぬかた園地の遊歩道に降りる道が、少しハードなことを忘れてた。少し時間はかかったが、全員無事に降りられた。
 ソウシチョウ、ウグイス、キビタキ、メジロがよく囀っていたので、この4種を中心に囀りを解説。キビタキはいろんなヴァリエーションで囀ってくれた。その他、ホトトギスやホオジロの囀りも解説。
 昼休みポイントに到着したのが、正午を少し過ぎた。腹が減ったという声があったので、少し急いだら、後ろと少し離れてしまった。幸いはぐれた人はいなかった。
 昼食後の下り道で、こけた参加者がいたが、病院に行くほどのケガはなかった。

 観察した鳥:ホトトギス、コゲラ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、メジロ、センダイムシクイ、ソウシチョウ、キビタキ、オオルリ、スズメ、カワラヒワ、ホオジロ(17種)
●植物園案内・動物編「はじめてのバードウォッチング
日時:2022年4月30日(土) 10:00-12:00
場所:大阪市東住吉区 長居植物園
参加者数:39名(申込み108名、当選49名)(補助スタッフ1名)


 はじめてのバードウォッチングと銘打ち、実際に初めての人がけっこう多かった。最初に双眼鏡の使い方の説明。鳥の見つけ方も簡単に説明してから、出発。
 まず大池で、双眼鏡の使い方の練習を兼ねて、カワウの巣を観察。概ね使えていたようなので、池沿いを歩いて、ムクドリやドバトを観察しつつ、ユーカリ園へ。鳥がいないので、すぐに二次林に移動。キビタキ、オオルリ、センダイムシクイ、ツツドリが鳴いたり、出現したりしたが、ゆっくり観察できず。やむなく、再び大池へ。
 カワウの巣を近くで観察。ヒナの声と姿を楽しむことができた。大池近くの木でオオルリが鳴いていたので、観察しようとしたが、一部の人が見たに留まった。
 再び二次林に戻るも、鳥の気配少なめで、ゆっくり見られる鳥が出現せず。やむなく二次林の北側へ。キビタキが出現するも、やはり一部の人しか見られず。ゆっくり見られたのはシジュウカラのみ。
 小池の周りを回ってる時に、ハシブトガラスの巣を見つけて観察。それから、三度大池へ。またカワウを観察。アオサギも観察できた。 半島で、今度はハシボソガラスの巣を観察。
 ポーチへ戻って、図鑑の紹介をして、鳥の巣と卵展の宣伝をして解散。

 遅刻者が多く、5組10数人が遅刻してきた。バギーで参加されていた方がいたので、通るルートに配慮した。

 観察した鳥:カルガモ、カイツブリ、ドバト、キジバト、ツツドリ、カワウ、アオサギ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、センダイムシクイ、ムクドリ、アカハラ、キビタキ、オオルリ、スズメ、カワラヒワ、アオジ(22種)
●室内実習「鳥の調査の勉強会 第1回
日時:2022年4月3日(日) 10:00-16:00
場所:長居植物園、大阪市立自然史博物館 集会室
参加者数:10名(申込み10名、全員当選)


 昨年からの継続6名、新規4名。
 午前は、簡単なあいさつの後、午前の最後に長居植物園で実現可能だが架空の研究計画を発表してもらうと宣言。長居植物園へ。鳥を見ながら、研究に関連した解説。戻ってきて順に発表してもらった。
 午後は、 勉強会の進め方、研究する際に考えるべきことといった簡単な解説をした後、その実例としての論文紹介。
 その後、順番に用意してきたデータのまとめや、研究計画の発表。最初に例として、和田が発表。参加者は10名だが、コンビが1組いる一方で、3題発表した人がいたので、発表は11件。10件は、すでにデータがあってそれなりにまとめてきており、純粋な研究計画は1件のみ。大作が多くて、時間がかかり、予定時刻を超過して終了。
 A4程度にまとまらない大作で、充分にデータが示せていない例があったので、A4にまとめるとしない方がよさそう。今年も子どもはまず、鳥を観察して簡単なデータをとるところから始めてもらおうと思う。
 今年度は、年間を通じて3回開催予定。今後の予定は、8月6日(土)と10月1日(土)。
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