2-2 田んぼの脇の水路

田んぼの脇の水路も観察ポイントです。きれいな水の流れているところでは、側溝にカワニナが付いています。底に砂がたまっていれば、シジミがいないかどうかすくってみましょう。このようなところにいるシジミはマシジミです。
最近、西日本の水田では「ジャンボタニシ」と呼ばれるタニシよりひとまわり大きい巻貝がふつうに見られるようになりました。スクミリンゴガイというのが標準和名です。南アメリカから持ち込まれた外来種です。水ぎわに紅色の卵塊らんかいを産みつけます。稲作に害を与える動物として農家から警戒されていますから、持ち運んで別のところに放さないようにしてください。

カワニナ(右)と
チリメンカワニナ(左)
スケールは1cm

マシジミ
スケールは1cm

スクミリンゴガイ
スケールは1cm

スクミリンゴガイの卵塊
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