8-3 鮮魚店

旅行に行ったら、鮮魚店のをのぞいてみましょう。地元でどのような貝が漁獲され、消費されているかがわかります。北海道のサラガイ、東北地方のホッキガイ(ウバガイ)、日本海のエゾバイ類、瀬戸内海のミルガイ(ミルクイガイまたは代用のナミガイ)、有明海のアゲマキガイ(最近は獲れなくなった)やウミタケガイなどがそのような例です。
しかし、生鮮品の保存技術と流通が発達した今では、店先にしても食卓にしても、新鮮なのは地元産のものに限られているわけではありません。地元のものとよそのものを見分けるための予備知識が必要となっています。

ウバガイ
スケールは5cm

ミルクイガイ

アゲマキ
スケールは1cm

ウミタケガイ
スケールは5cm
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