■自然史博物館の生活【2003.10.15更新】
博物館での日常をつづっていきます.気がむいた時に更新.

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■大和川を歩く【2003.10.15】
 自然史博物館では,再来年に大和川に関する特別展を行う予定です.なぜか主担当になっています(このいきさつは長いのでまたの機会に).日本一汚いとの呼び声が高い大和川にすんでいる生物などを友の会の会員のみなさんと調べて展示を作ろうという計画です.私の担当する水質は昨年の秋から,生物班はこの春から始動しており,どの班も着々と(?)調査が進んでいるようです.
 それに関連して昨年から大和川水系をよく歩くのだけど,そのスタイルは水網を持って,バケツを持ってなどして,地学が専門とは思えない格好.そんで,魚を追ったりカエルを捕まえたりしています.
 自分にとっては古い地層の研究から現世の干潟の研究をするようになったのもイメチェンだなあと思ったけど,この現状はそれをも通り越した!?
でもけっこう,はまってやっています・・・

■特別展「日本鳥の巣図鑑」オープン!【2003.7.7】
 
7/5から特別展「日本鳥の巣図鑑」がオープンしています.出足もまずまず好調のようで,博物館としても嬉しい限りです.
 さて,今回の特別展は鳥の巣がメインなので,動物研究室のW学芸員だけが内容に関わるということで,その他の人はのんびりムードの特展準備でした.しかし,W学芸員から数々の仕事の発注が舞い込んで,オープン前の2週間ほどは例年通り準備作業の手伝いがメインの仕事となりました.今回やった仕事はこんなんが中心.
・解説書の雑務
 例年なら,特別展の解説書は主担当者とは別に編集担当が決まり,その人が編集作業をするのですが,今回は執筆者がW学芸員(+鳥の巣を出展された小海途氏)だけということで,編集もW学芸員がやってしまいました.でも印刷所とのやりとりや,肝心のW学芸員の原稿を急かす係が必要と言うことで,私が担当しました.結果は例年より余裕の前々日納品という,かつてない順調さ.印刷もきれいだし,いうことなしです.印刷屋さんには少し苦労をかけたかも.
・ジオラマ作成
 当館の特別展はすべて手作りです.ジオラマ風の所も自前の作成です.そして今回はショーケース内のジオラマ作成の依頼がありました.お題は岩場と裸地と水辺とヨシ原.裸地の土台はT学芸員に,ヨシ原の土台はIH学芸員に,ヨシ(本物)の採取をS学芸員に孫請けを出して,岩場の発泡スチロールの切り出し・着色,裸地に砂・レキを引いてなんて作業をしました.面倒だったのが,ヨシのアイロンがけ.アイロンをかけないと葉っぱが丸まってそれっぽく見えないからということで,葉っぱの一枚一枚にアイロンがけをしていきました.結果,丸々1日半もアイロンがけだけに割かれました.
・クイズ作成
 ここ何年か好評(?)のSワールドの下請けをしていました.ブラインドの一枚一枚に切り裂いた問題・答えを貼っていくというもの.面倒な作業!
・買い出し
 いつになったら,この買い出し担当は変わるんでしょうね・・・・
 何はともあれ,これだけ鳥の巣ばっかりが並ぶことはそうそうないでしょうから,ぜひみなさんお越し下さい.でも,じっくり見ていくとさほど鳥に興味のない人は・・・・興味のある人でも全体の1/3ほど見ると疲れてくるのでは(なんせ鳥の巣ばっかりだから).その方が何度も足を運んでもらえていいのかな?



■良心の呵責?
【2003.5.17】
 忘れた頃に更新,といった感じになっているこのホームページですが・・・.
 この3月からGWまでは,例のごとく怒濤の日々でした.3月はご存じの自然史フェスティバルに追われ,前後して,その報告書執筆や東京での発表(文部科学省からの委嘱事業なので)やらに追われてました.一段落着いたと思ったら,GWの周防灘合宿とプロジェクトY:大和川水系調査の準備にてんてこ舞い.GWの合宿終了で(合宿は楽しかった!),これらの行事も一段落しました.
 一段落着いたら休もうと心に決め,先週の日・月曜日は正月以来の2連休!したはいいけど,2日も休んだらなんか不安になってきて,あの仕事もこの仕事も残ってる,あれもやらなあかんなどと,まったく落ち着かない.仕事を休んだことへの良心の呵責みたいなものを感じたりして(正規の休みなのに!).いっそ,どっかに旅行でも行けば状況は違ってたかなあとも.すっかり,仕事中毒かマヒしてるのかわからん状態に陥っている自分に気が付くのであります.
 しかし,同じような内容を更新してるなあ.


■行事の連続【2003.2.4】
 半年以上更新が滞って大変申し訳ありません.遊んでいたわけでも,忘れていたわけでもなく,ひとえに仕事が忙しかったから,こちらの更新まで手がまわらなかったのです.館の行事案内のページはマメに更新しているから,そちらで勘弁を・・・
 それはさておき,何が忙しかったかというと,秋からは行事の連続.9月の後半から12月までは毎週行事にいってたような気が.1月はドキドキ小学生と友の会担当としての最大の仕事,友の会総会.それに秋から大和川の水質調査なんか始めたもんだから,自分の少ない仕事許容量を超えてしまいました.
 そういう反省をふまえつつ来年度の担当行事は減らそうと思っていたのだけれど,12月に決めた翌年度の行事計画では,またすごい数の行事を担当してしまってる.うーん,全く学習ができてない・・・


■混乱の日々【2002.7.5】
 明日から特別展です.例年ドタバタと準備に追われるのですが,今年は紙を貼るのりがなくなったり,プリンター用紙がなくなったりとで,仕事の進み具合に波が生じています.その結果,かどうかしりませんが,昨日は1時過ぎ(もちろん深夜の)まで展示準備にかかっていました.自分自身の担当部分はないのですが,人に頼まれた仕事などをこなしているうちにこんな時間になりました.さて,オープンに無事間に合うのでしょうか.
 それと同時に友の会の夏合宿が近づいてきました.こちらは私が主担当なので,名簿作ったり,返信したり,宿舎に連絡したりと,細々したことが結構ある.これを特別展と平行してやってるので,ただでさえ二つのことを同時にできない私としては混乱の最中.特別展が始まったら,合宿のガイドブック書いたりしながら,調査と学会の講演要旨を書く準備しなければ.合宿が終わるまで混乱の日々が続く〜.


■雇われ仕事2つ【2002.6.8】
 いきなり更新が滞っておりますが,5月からフィールドに出たりあれやこれやの仕事が立て込んで,更新する暇がなかなか・・・.ワールドカップもはじまったしね.
 というわけで,フィールドなどに行って3日ぶりに昨日出勤してみると,大阪の某所から(また)たくさんの机やロッカーなどがいりませんかという話が舞い込んできていたらしい.T学芸員から私の予定を聞かれる.それは,私の自宅にはトラックがあるから.それがいつ借りれるかを聞いて,先方との都合も聞いて・・・いきなり今日搬入.せっかくの休みだったのに・・・.朝から自宅にトラックを借りに行き,大阪市内某所に訪れ,博物館との往復.3往復して結構な量の机やロッカーなどを運びこむ.終わるやいなや,トラックを返しにいき,急いで博物館に戻ってきて,特別展解説書の図を仕上げる.これは私の担当じゃないんだけど,これも昨日担当者から泣きが入り急遽作ることに.明日はジュニアの行事で金剛山だし,明後日から干潟に調査だし,火曜日に〆切と言われたから仕上げるのは今日しかない.・・・で,どたばたでできました.もうちょっと自分自身の仕事をしないと・・・・



■GWの過ごし方2002【2002.5.8】
 私たち学芸員はサービス業のようなものなので,交代ではありますが休日の出勤することが当たり前です.GWも当然出勤です.大学院生時代もGW明けからフィールドに行くことが多かったので,GWにはその事前の文献調査などに追われることが多く,どちらにしてもGWが休みという印象がありません.では,今年のGWの日・祝はどうだったかというと・・・

4月27日(土):本来は休み.その日の夕方に長野から友人夫妻が遊びに来るというので,午前中は家の掃除など.午後は翌日からの行事の準備のため出勤.
28日(日)〜29日(月・祝):友の会の行事「櫛田川河口干潟」の案内・主担者.いろいろドタバタしましたが,大きな事故もなく無事すんで一安心.
5月3日(祝):ジュニア自然史クラブの行事で,ニワトリの解剖+α.ほぼ見てるだけだったけど,ジュニアの生活指導としては,これも事故がないかどうか心配.
4日(土・休):普及センター当番.映画の上映などを担当.
5日(日・祝):出勤.来館者が多いので(ありがたいことです),午後はショップでレジ打ちしていた時間が多かったような.
6日(月・振休):休み.ゆっくり寝て,洗濯など.あっという間に一日が過ぎる.GWっていうより,普通の休日やん.

 GWとはいえ,行事をし,出勤しとまったく普通に日々が流れていってます.お盆も出勤だし,そういう意味で,純粋に休みって思えるのは年末年始だけですね.


■ホームページ開設!【2002.4.21】
 ついにホームページを開設.他の学芸員の方々がいくつも開設しているので,どんな独自色を出すかで悩みつつ作っていきました.というほど凝った作りにはなってませんが.ゆっくり更新・改修(?)していきますので,お付き合い下さい.


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